FXにはまり貯金が底をつくまで(後編)

  • 2018年9月26日
  • 2020年10月4日
  • 失敗
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はじめに

前回の投稿でFXの失敗談を書きました。今回は前回の続きを投稿していきます。

ちなみに前回の記事はこちらです。

FXにハマり貯金が底をつくまで(前編)

 

借金を抱える

キャッシングローンでお金を借りた私は、生活費を捻出するために身の回りの不要な物を売りました。時計やブランド物の衣類はそのときに全て売りました。

大体5万円くらいは捻出できましたが、残りの5万円を捻出しないといけません。給与が入ったら残りの生活費、キャッシングを返済しようと思いました。

しかし、丁度その時期会社の経営が傾いてボーナスがなくなります。

私はそのとき一人暮らしができないと思い会社を辞めます。退職金もそのタイミングで辞めないと、もらえないと思いました。

私は、退職金50万くらいを得て実家に戻ることになります。29歳のときでした。30歳を前にして何とも惨めな思いです。

退職金はキャッシングの返済と引越し費用税金その他もろもろでほとんどなくなりました。手元には5万円程、残りました。

FXを通じて学んだこと

欲が眩んだり、稼ぎたいと思う感情があるとFXはまず元本を無くします。

FXには必要な要素が5つあって

①テクニカル分析
②ファンダメンタルズ分析
③資金管理
④感情コントロール
⑤トレードルール

この5つの要素を相場に合わせて適切に対処をしていくことが求められます。

私がFXをまだ続けていて、資金が何千万まある凄腕トレーダーならば一つずつ解説をしていきますが、私は退場者なのでこれ以上は深く入り込みません(笑)

FXで負ける人の特徴

①損大利小をしてしまう
②冷静さがない
③負けるとカッとなる性格である
④ロスカットをしない
⑤資金管理ができずレバレッジをかけすぎる
⑥ポジポジ病に陥る
⑦自分が決めたルールを守らない

が挙げられます。

①損大利小をしてしまう

→FXは期待値と確率に基づきトレードを実行するのですが、つい負けが込んだりするとレバレッジを上げてトレードを行ったりしてしまい結果、資金の多くを溶かし始めます。負けをすぐに取り戻そうとするとエントリーしてはいけない所で無駄にエントリーをしてしまったりして大きな損失を抱えます。

そのため勝率が高くても、資金は減ってしまう場合もよくある事です。

②冷静さがない

→FXをやる際には自分の精神状態が冷静であること、怒りを抱え込んでいない事が必須条件です。

そのため日常生活でストレスを抱えている精神状態でFXをしてはいけません。また怒りっぽい人は1分足や5分足等のスキャルピングをしてはいけないでしょう。

性格的に向いていないので最低15分足以上のデイトレード及びスイングトレードにしておきましょう。そしてお酒を飲んだ状態でFXを行ってはいけません。

何せ画面の向こうには海外トレーダーや強者トレーダーと全く同じ土俵で戦うのですから。ほろ酔い状態で「FXでもやるか」なんて甘い気持ちは捨てるべきです。

③負けるとカッとなる性格である

→②の冷静さがないと重複する部分があるのですが、FXをして損切にあってすぐカッとなる人(私がそうですが)はそもそもFXに向いていません。

逆に負けた時ほど何故損切されたのかを冷静に振り返り改善ができなければ、いつまで経っても負けが続く一方です。

よく考えると当たり前の事ですが、どんな凄いトレーダーでも勝率6割・7割です。場合によっては勝率は5割を切っているケースもあるでしょう。全部勝つ事など不可能なのです。

野球のペナントレースに例えると良く分かるのですが、どんなに強いチームでも6割か7割しか勝率はありません。つまり3割や4割は負けるのです。

トレードにおいても同じことが言えて、最初からある程度の負けを織り込まなくてはいけません。普段はコツコツ負けて損小だが、転換点などのチャンスが到来した際大きく張って利大となる人が凄腕トレーダーと言えるでしょう。逆にそれができず「全部勝ってやるという完璧主義の人やプライドが高い人」はそもそもトレードをやるべきではありません。

④ロスカットをしない

→損失を確定させるのが嫌な場合によく見られるケースです。大きなロットでレバレッジをパンパンに張ってしまうとよくやってしまいます。そしていつか戻るだろうや神頼みのように上がれ上がれまたは下がれ下がれと念じてどんどん含み損が膨らんでいき最悪強制ロスカットに合って市場から退場するケースがこれです。

そもそもFXに負けがあることは最初から織り込み済で、エントリーした段階でロスカットが決まっていなくては本来いけません。そしてもしロスカットされたときの自分の資金はどれだけ減るのか、投入資金の何%を失うのか。ドローダウンはいくらかなどの資金管理をしていないからそうなるのです。

また当初決めたロスカットラインをずらして、どんどん含み損を抱えてしまうのも問題です。最初に決めたロスカットラインまで行ったら不退転の覚悟で切り次のチャンスに備えるのが本来の正しいロスカットの在り方です。

資金管理ができずレバレッジをかけすぎる

→FXを一発当ててやろうとか損失を取り戻そうと躍起になって無理なレバレッジをかけるまたは新たに資金を投入するなど、FXをギャンブル的に投機的に捉える人は早かれ遅かれ元本を無くします。現に私自身がそうでした。

逆に、コツコツと自分が決めた事を機会の様にでき、長期的にFXを捉える事が出来る人はFXを自分の資産構築として味方にできます。

これはリスクをコントロールして資金管理を徹底するからこそ実現可能だと思います。

⑥ポジポジ病に陥る

→為替は基本的に平日24時間空いています。それがポジポジ病の人にとっては仇となる場合があります。

つまりエントリーをしていないと気が済まない、儲けの機会を失うなどと思い為替の画面を開くたびにエントリーをしてしまうと、本当にそのエントリーは良い場面でのエントリーかどうか甚だ疑問です。

為替が絶えず動く、流動性があると言っても一日のうち絶好のエントリー機会はそう多くないですし時間軸を伸ばせば伸ばすほど絶好のエントリーポイントは減ります。

ポジポジ病というのは、危険極まりなくずっと為替の値動きが気になって実生活にもろに影響する可能性があります。薬物依存の様なもので、例えば日中仕事をしていてきに為替の値動きが気になったり、家事や育児をしているのにFXにはまり家事・育児をそっちのけで家族との関係が悪化したなんて事になったら本末転倒ですよね。

子供の一日のスマホの時間は○○時間までと言う形で自分を律して、毎日コツコツとFXを行わなくてはいけないのです。

⑦自分が決めたルールを守らない

→今までの①~⑥までの総論みたいな事となるのですが、自分が決めたルールを決めたらそれを続けなくてはいけません。

例えばエントリーは押し目買い・戻り売りだけ狙う。

損小利大となり得る場面のみエントリーをするなどレバレッジは資金の5%までのロスカットの範囲内で収めるなど自らに課したルールを決めそのルールを徹底的に守りロスカットされてもめげずに何度もトライする、事を続けて都度都度改善をしなければいつまで経っても勝てる様にならないでしょう。

これ全て自分に当てはまることでした。だから自分を変えない限り一生FXでは勝てないと思います。

自分の性格はなかなか変えられず今解説した①~⑦にいつも当てはまるため私はFXはあきらめました。

FXで勝つ人の特徴

 

勝てるトレーダーの特徴①無理なレバレッジ取引をせずに証拠金維持率を常に高く保つ
②相場の変化に一早く気付く
③のめり込まない
④最初からトレードの利益に期待しない
⑤感情移入せずに淡々とトレードを行う
⑥分からない相場のときはポジションを持たない
⑦自分が立てたシナリオと違った場合は早めの損切りを行う
⑧自分が決めたルールを守る

 

①無理なレバレッジ取引をしない

→勝てるトレーダーというのは、自分の初期投入額がいくらで今エントリーしたらどれだけ損失を被るのか、その損失は証拠金の何%のドローダウンかを考えているため無理なレバレッジをかけずに勝負できます。そのため証拠金維持率を高く保ち精神状態を常に冷静に保つ事ができるのです。

②相場の変化に一早く気付く

→勝てるトレーダーは、為替の動きからその変化に気づくのが早くすぐに次の仮説を立てやすいです。例えば強い上昇トレンドが発生していても、いつか上昇トレンドは終焉を迎えます。次に来るのはレンジ相場か、上昇中の押し目の調整かなど値動きとチャートパターンから次の一手を適切に対応できるのです。

③のめり込まない

→勝てるトレーダーは、一度立てたシナリオを崩す事はまずないです。そもそもシナリオが違ったらロスカットに合うのですからその部分も初めから想定済なのです。

一度エントリーしたら、ロスカットか利食いかもしトレーリングラインを入れていたら若干プラスになって終わるかのどれかなのですから、パソコンやスマホの画面をずっと見ていても仕方ありません。その待っている間に次のシナリオを仮説するか、FXとは違う事に時間を使った方が有意義に過ごせるのです。

そのためのめり込まずに毎日継続できるのです。

④最初からトレードの利益に期待しない

→逆説的な考えですが、FXは損失がある以上マイナスと言う概念があります。これは通常の労働収入とは異なる考えです。専業トレーダーと言われる人でも、最初から専業になった人は少ないのではないでしょうか?仕事をしながらトレードをする、別の収入源があるケースがほとんどだと私は思っています。

FXを始めたばかりの人が、もし収入がトレードのみしかないのであれば他に収入の後ろ盾がなく気持ちに焦りが出るのではないでしょうか?トレードに依存するというのはそれだけ危険と言えます。

勝てるトレーダーは、他に収入源がある状態で精神的に余裕がある状態でトレードを行っているケースが大半のような気がします。

⑤感情移入せずに淡々とトレードを行う

→勝てるトレーダーは、負けたり要人発言や地政学リスクなどで突発的な事が起こったとしても自分のルール通りにトレードをします。

自分の軸にブレがないのです。これは人としての軸がしっかりしている証拠でもあります。トレードをすることで感情的になってしまう人はまだ自動トレードをしていた方がマシかもしれません。但しいくら稼げる商材や誰でも簡単に○○稼げる等の情報商材には要注意です。自動トレードには、相場相場に合わせて適切に自動トレードを行うようにしましょう。

⑥分からないと相場のときはポジションを持たない

→勝てるトレーダーは、むやみやたらにエントリーしません。相場というものはレンジ相場・トレンド相場など場面ごとに違います。しかし大半は良く分からない不規則なランダムウォークの上に成り立っています。FXをやっていた私には良く経験があるのですが、綺麗な上昇トレンド・下落トレンドというのはほとんどありません。

アベノミクス・トランプラリーなどの大相場は数年に一度あるかないかです。そして暴落というのも頻繁にあるものではありません。

相場の大半は良く分からないレンジ相場です。そういったときにエントリーしても前提が良く分かっていないのだから、負けるかあまりいい結果は得られないでしょう。

専業トレーダーと言っても「待つ」時間があります。優秀なトレーダーは恐らく、待っている間次の展開を複数用意しているのでしょう。

例えるならば、将棋や囲碁において何十・何百先の手を読んでいるようなものです。次のシナリオを考える際、冷静な心理でなければ論理的な思考を組み立てる事は容易ではないでしょう。

⑦自分が立てたシナリオと違った場合は早めの損切を行う

→勝てるトレーダーはエントリーの段階でロスカットを決めています。そしてもし自分がエントリーしたシナリオと逆に為替が動いたら、躊躇なく損切を行います。

損切をすると損失が確定しますので、損をした気分になります。しかし損失を最小限に食い止めておけば、チャンスは必ずやってきます。そのときに市場から退場してしまったり証拠金が残りわずかだとチャンスを逃してしまいます。

損失を最小限に食い止める事は、例えると交通事故に遭った際にシートベルトをするようなものです。シートベルトをしていたから助かったというのは良くあるケースです。または火災保険に入っていたから、火事があっても保険が下り被害を最小限に食い止める事ができたなど次につなげる事が重要なのです。

なので一度や二度の損切で一喜一憂してはいけないでしょう。一喜一憂するならば、エントリー前の想定が甘いと言わざるを得ません。

⑧自分が決めたルールを守る

→勝てるトレーダーは、自分で決めたルールを破りません。それはテクニカル分析・ファンダメンタル分析・資金管理など全ての分野においてです。

例えば証拠金の20%を失ったら今月はトレードを行わないやボリンジャーバンドの‐1σを超えたら売るなどマイルールが徹底しています。ルール違反をすることがいずれ市場から退場することだと理解しているからですし、逆にマイルールを遵守できれば資産が増えていく事も分かっているからです。

著名投資家のウォーレン・バフェット氏は投資において一番大切な事は「損をしないこと」で次に大切な事は「前条を守る事」だそうです。

また投機家ジョージ・ソロス氏は「相場で大切な事は、まずは生き残る事だ。勝つのはそれからだ。」と言っています。

シンプルな言葉ですが、トレードを経験した私には非常に重い言葉です。それくらい「市場から退場しない」事が何よりも重要なのです。

私は何度もマイルールを破ったために、何度も市場から退場する羽目になりましたがFXをしているみなさんはどうでしょうか?自分のトレードを振り返って自分のトレードルールを思い返してみては如何でしょうか?

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