【悲報】サラリーマンのリストラが始まった

大企業のサラリーマンでもクビになる時代がきたのか!
日本経済新聞の報道によれば、2019年の1月~11月の上場企業の早期・希望退職者の募集(応募)は1万人を突破したそうです。
年間で1万人を超えたのは6年ぶりの事で2020年以降も、足元の業績が好調な企業を中心に既に7社、1500人の実施が判明しています。
今回は早期希望退職者が何故増えたのかを考えていきたいと思います。
目次

背景にあるのは

何故早期希望退職者が多くなったのでしょう。

早期退職者が増えた理由

① バブル世代や団塊ジュニア世代の賃金の増加負担
② 優秀な人材の囲い込み
③ 大企業の次の時代への危機感

この3つが考えられます。

大手企業の社員の構造はこのバブル世代(49歳~52歳)や団塊ジュニア世代(45~48歳)が多い割に、若い人材の不足が考えられます。

今後の日本の労働人口は人口減少によりますます少なくなっていき若い人材は貴重な存在となるでしょう。

実際に早期希望退職を出した企業では、新卒や中途の若手社員の採用を増やしたりしています。

バブル世代や団塊ジュニア世代には働かないオジサンがたくさんいます。

その人たちに給与を払うよりも、希望退職をしてもらって会社としては高カロリーな働かないオジサンを外に出して若い人材に給与を払いたいと思うのは当然と言えます。

また日本の大企業は未だ年功序列型の賃金構造となっており、50~54歳くらいが最も給与が高い時期となります。

丁度バブル世代位が該当します。その人たちが会社に利益をもたらしてくれたらいいのでしょうが、そういう訳にもいきません。

まず年功序列を前提として勤務していると、出世を目指して働くようになります。

あくまで個人的見解ですが、出世というのは個人の仕事の能力というよりも社内間のコミュニケーション力や社内調整力と言った部分がウエイトを占めている節があります。

その会社が未来永劫続くならば問題ないのですが、大企業事体も厳しい競争環境に打ち勝たねばなりません。

AI・ITスキルなどの専門的スキルを持つ人材を採りたいと思うのは自然の流れと言えるでしょう。

さらには会社側としてはそういった優秀な人材を育てて、国内・国外問わず競争に打ち勝たなければ生き残る事が難しいと感じている側面も希望退職者を募る理由でしょう。

企業業績が良くても悪くても今後もこの流れは続く

希望退職者の人数が6年ぶりの大きさとの事ですが、6年前は2013年でアベノミクス真っ最中でした。

つまり景気がよくても、企業業績が良くてもリストラがされる時代となったのです。

むしろ企業業績がしっかりしていて、かつ転職市場もまだ「売り手市場」と言われているため早めの退職を促すわけです。

またリーマンショックのような金融ショックが起きている際にも、リストラはされています。

景気悪化に伴うリストラでは真っ先に非正規社員など組織の末端からクビを切られます。

何が言いたのかというと、企業業績が良くても・悪くても今後リストラの流れは続くという事です。

早期退職者の末路を考える

早期退職をした人達のその後の人生はどうなってしまうのでしょうか?

特に40代~50代の年齢の人は

  • 住宅ローンなどのローンの支払いが残っている
  • 希望退職の年収が高いとそれが実力だと思い新たな知識やスキルを取り入れようとしない
  • 生活水準が高く、次の職で年収が下がっても生活水準を下げれない
  • 一念発起起業するも、うまくいかない
  • 新たな職場で馴染めず職を転々とする
  • 子供がいる場合、教育に費用をかけれない
  • 夫婦間・家族間で揉め事が増え離婚に至る
  • 仕事・お金・家族の諸問題から最悪自殺も

こういったケースが当てはまるのではないでしょうか?

一番不味いのは、会社を信じて働いてしまう事です。また会社の給与が自分の実力だと勘違いして働く事も不味いでしょう。

会社でもらう給与=自分の実力では決してありません。

例えば、個人で開業していたり副業している場合は自分の行動が利益に直結します。

しかし年功序列の組織に属していた場合、二日酔いであろうとも会社でネットサーフィンしていようとも月給が発生します。

これが個人事業ならば、報酬は当然ですが発生しません。

つまり働かないオジサンやお局様の様は真っ先にリストラ対象となるのです。

退職金1500万円で早期退職するも後悔しか残らなかった元大手企業営業マン(42)の悲劇

 

個人が必要な対策

私自身も勤め人です。

早期退職対象の年齢にいずれなります。また今の会社が早期退職を募集するかもしれません。

勤め人はどのような対策を考えておくべきでしょうか?以下簡潔にまとめました。

個人ができる対策!
★ 時代の変化を感じ取り、必要なスキルを身につける(今であればAI化・ITスキル・業務効率化等)
★ 会社の収入以外にも副業などに取り組み給与以外の収入を作る
★ 生活にかかるコストを下げておく。見栄で物を買ったり、定期購入している物を止める。固定費も見直す
★ 最悪の場合、会社はリストラをせまる。場合によっては倒産もあり得る。普段から個人は食べていけるだけのスキルアップを目指そう。

今後生き残るためには個人が徹底した自己管理のもと、自らが起点となって稼ぐ事をしない限り個人は豊かにならないでしょう。

逆に考えれば、努力して実力をつけている人から見ればまっとうな世の中が訪れるということです。

社会人の勉強時間は一日約6分というデータもありました。

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少しでも学習する習慣を身につけ、稼げる個人になれば人生を有意義に過ごす事ができます。

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この記事を書いた人

はじめまして、ritsuです。
このブログでは、「セミリタイアを目指す」というタイトルの通り、私が自らの経験から得た教訓をもとに、セミリタイアを目指す方々に向けて情報を発信していきます。

私は、過去にさまざまな挫折と失敗を経験しました。就職活動では、70社以上に応募しても全て不合格。自分を否定されるような経験は、自分は社会に必要とされていないのではないかとの思いにさせされました。一方で周りの友人は無事就職が出来た事を知ると友人に対して妬む気持ちも芽生えました。やっとの思いで入社した会社は、厳しい営業の世界で、ノルマのプレッシャーや上司からの過酷な扱いに悩まされました。辛い状況の中でお金を浪費し、その頃は貯金が全くありませんでした。
そのブラック企業は一年で退社。幸いにも次の会社にほとんど
ブランクなく転職することができました。

しかし次の会社では人間関係の悩みやストレスからうつ病になり、仕事を一カ月休みました。正直、仕事を辞めたいと思う日々もありましたが、当時は貯金が限られており、転職活動も厳しい状況でした。そのため、ガムシャラに我慢し、嫌なことも乗り越えて5年かけて1000万の貯金を築きました。

その後も、セミリタイアを目指し、投資や副業に挑戦しましたが、投資詐欺に遭遇したり、情報商材の購入・ネットワークビジネスへの入会や短期トレードも経験しました。当然どれも失敗し、お金を失う羽目になります。
しかし、挫折や失敗を乗り越えるたびに、自己成長の機会となりました。特に長期投資の重要性を認識し、インデックス投資や米国連続増配銘柄への投資を増やす方向へ舵を切りました。

苦節13年を経て、40歳を迎える今、私はセミリタイアを目指しています。過去の失敗談やうつ病の経験を忘れることなく、それらを教訓として今後の人生に生かしていきたいと考えています。このブログでは、セミリタイアを考える方々に対して、失敗談も含めて率直に語りかけ、教訓や成功の秘訣を共有していきます。

セミリタイアは一筋縄ではいかない道ですが、長い目で見据え、賢く投資や節約を行いながら、心豊かな人生を追求していきたいと考えています。

私の失敗談やうつ病の経験を教訓にしていきます。またお金の増えることだけではなく、精神的な余裕や幸福感を持ちながら、より豊かな人生を築いていくための情報をお届けしていきます。

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