相場格言より人生を学ぶ(後編)

  • 2019年5月22日
  • 2019年5月30日
  • 投資やFX
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相場には様々な格言があります。その意味を掘り下げてみると、私たちが生きていく上でも重要な要素が含まれている事が多々あります。

相場の格言を学ぶ事で今後の人生で教訓にしたり、その通りに行動する事で人生をより良いものとしていきましょう。

もうはまだなり、まだはもうなり

◎相場の上昇・下落には節目と言われるラインがあります。節目付近では「天井」「底」と判断してしまいがちです。例えば、上昇トレンドが続いた場合にもう上昇は終わるだろうと勝手に思い込んだとします。

しかし行き過ぎるのも相場なのですから、もう上昇しないだろうと思って売りをしたら、さらに上昇し損失を食らう場合もあります。

逆にまだ上昇するだろうと思って買ったら失速して下落を開始するなんて事もあります。なので勝手に決めつけるのではなく、「もう」は「まだ」であり「まだ」は「もう」なのです。相場を決めつけるのではなく柔軟に対応していく事が大切なのです。

◎人生においても同じことが言えます。

例えば好意を抱いていた異性がいたとして何度かデートしていて「もう」告白したら付き合えるだろうと思ったけど実際には相手は「まだ」だったとか、逆に「まだ」脈なしだと思っていたら実は「もう」大丈夫だったが、慎重すぎて違う人に取られてしまったなんてこともあり得る訳です。

こちらも柔軟に対応する事が大切なのです。(笑)

押目待ちの押目なし

◎上昇を続けている株価や為替が一旦下げ、再び上昇していくときに生まれる一時的な下げを押目と言います。押目買いはそれまで上昇していたのですから、安全でもありますし、利幅も最高値で買うよりも伸びます。

しかし、押目を待っていても押目がこずにそのまま上昇してしまい押目がない相場の事を指します。そういった場合は押目を待つのではなく上昇の初動にエントリーをしておくべきなのです。

ちなみに押目の逆は戻り売りと言います。押目の逆の意味となります。

見切り千両

◎トレードや投資において資金管理やリスク管理は重要項目です。特に損切は必須の能力でいわゆる「守り」を意味します。

しかしながら、実際に損失を自ら確定することは思った以上に苦痛を伴います。なんせマイナスを確定させるのですから現実世界ではあり得ない事です。

この「見切り千両」は損失が少ないうちに見切りをつけることは千両の価値があるという意味です。これは簡単なようでなかなか出来ない事で私は何度もFXでこれができませんでした。

つまり、小さくロスカットし大きく勝てば資金は増えるはずなのですが、利益が出ているとすぐ利食ってしまいたくなるのが人です。逆に損失している状態だとナンピンしたり、エントリーポイントまで戻るだろうなどと妄信しどんどん含み損を抱えるといった状態です。

それで市場から退場するのです。ロスカットを予め決めておきロスカットにあったら次にどうするかを最初から決めておかなければいけません。と同時に損失を出したときの心の状態も想定しておくべきなのです。

◎人生においても同じで、仕事でもプライベートでも失敗した際に何故失敗したかを深く反省しもう次に失敗しないためにどうすればいいのかを考え行動しなくてはいけません。それができなければ、失敗はさらに自分の立場を窮地に陥れる事でしょう。




意地商いは破滅の因

◎相場のトレンドに逆らったポジションは大損の元になるため、素直に相場に従っておくべきだという格言です。

先ほどの見切り千両ではないですが、逆にポジションを持っていると感じたら早めに損切しておかないと投資元本を大きく減らして市場から退場せざるを得ない状態になってしまいます。相場の地合いを見誤ったならば一旦撤退し、体制を立て直さなければいけません。

◎人生においても、一旦状況が悪いときは全体を俯瞰し自分を客観視することが大切です。例えば心を病んだり、体調を崩す前に思い切って休んだりブラック企業に勤めているならば思い切って辞める事も大切です。損失を拡大させて体に後遺症を残してしまったなどとなれば日常生活に支障をきたしますから。

利食い千人力

◎株価やFXなどのトレードにおいて、利益が出てるときにもっと利益を伸ばそうと思って利食いを行わないのではなくある程度利益が出ていれば利食うという考え方です。欲にまみれるなという事ですが、相場の場合は地合いによって利益の期待値が違うので利益をさらに伸ばした方がいい場面と早めに利食った方がいい場面とに分かれます。

しかしせっかく含み益があったにもかかわらず、利食わずに損失で終わるというのは避けたいですよね。なので初めから利食いの目安も立てておくべきです。

天井三日 底百日

◎相場が高騰して天井になるのは、短いのに対して底を這っている期間はとにかく長いという意味です。

つまり相場のチャンスと言うものはそうあるものではなく、気づいたら高値に言ってしまったまたは下落トレンドも急落をすぐにしてしまったその後に飛びついても遅いとので半歩前にエントリーしておくことが肝要であるということがこの格言の肝でしょう。

◎人生においてもチャンスはそうそうあるものではないので、普段から目を光らしておくという事でしょうか。気になっている人がいて、いざデートとなったらチャンスです。仕事でも大型の受注が決まりそうだと見るや一気に受注まで漕ぎつけるなど普段からチャンスを逃さないような嗅覚を持ち合わせる事が大切です。

二度に買うべし 二度に売るべし

◎相場は自分が予測した通りに動くとは限らないので、自分の予測の正しさを確かめながら徐々に買い増しをしていったりもしくは損失を回避するという格言です。

トレードの世界では少ないロットで「試し玉」を入れる場合があります。そして相場が正しいと思えば追加でエントリーをして追撃をするという方法があります。

値動きで言うとブレイクアウト・ブレイクダウンしたら一度その水準まで戻ってから上昇・下落をする事がある為、エントリーには慎重になった方がいい場面があります。

押目待ちの押目なしとは逆行しますが、相場は大体うねりながら上昇・下落を繰り返す方が多いので綺麗な上昇トレンド・下落トレンドの方が実は少ないです。

◎人生でも何でもかんでも突き進んだり、衝動買いをするのではなく一旦冷静になり引くときは引いた方がいい場面もあります。




買いは家まで売りは命まで

◎株式投資の買いの最大のリスクはその会社の倒産リスクで投じた資金の全てがなくなるのが最大リスクだが、空売りに関しては天井がないので株価が急騰すればするほど損失が大きくなります。天井もないので毎日ある株価がストップ高でテンバガーになってしまっているが売るに売れない状態ならばもう終わりです。

なので空売りは上手にやらないと最悪借金を背負い死んでしまう可能性もあり危険なのです。

他人を頼るべからず、地力を頼むべし

◎投資は全て自己判断で行うもので、他人の意見をそのまま投資に当てはめてはいけません。また何度かそれで買っても自分の考えに基づいていないのでそれを繰り返すといつか資金を失います。それくらい厳しい世界なのです。

今はインターネットの登場で投資に関する情報は山の様にあります。しかしそれを全て鵜呑みにしてはいけませんそもそもそれが正しいかどうかも分からないのです。

結局の所は自ら学び、自分の頭で考え、実行に移すことが一番確実で安心な方法なのです。

人の商い、うらやむべからず

◎投資はお金を増やすことが目的のため、どうしても大きく成功したり利益が出ている人を羨みます。しかし羨んでもその人とは前提になる条件が違うのですから、その人と同じことをしても資金は増えません。

また、成功している人はそんな簡単に情報を教えてくれません。教えてもその人にメリットがないからです。そして情報商材などでいくら儲かっただとか、誰でも簡単にできるなどと煽る広告を良く見かけますが、大体怪しいです。

他人の成功話を全て鵜呑みにするのではなく、参考程度にとどめておいて良いと思った部分は自分なりに考え実行するのはいいですが全て信じ込んではいけません。

結局は未来は誰にも分からないのです。しかしそれでも自分なりに仮説を立てて投資を行う事が重要です。

◎日常生活においても、過度に人に依存したりすると危険です。自分の人生なのですから、まずは自分の自己を確立させて精神的に自立をしなくてはいけません。

まとめ

相場の格言には人の心理を言い当てたものが多いです。トレードや投資を行う際には、この格言を思い出して行えるようにしましょう。実際にチャートを見ると、そういった冷静な判断ができず、ここに書いた事も忘れてしまう事もあります。

しかしそれでは、いつまで経っても投資がうまくなりません。これを現実の相場や実生活で実行しなければ何の意味もないのです。

私自身も耳が痛くなる格言もありましたが、こういった格言を忘れてトレードを行っていたために損失をいつも出しています。結局は自分との戦いであり自分に負けると相場の餌食になってしまうのでしょう。

自分に負けないためにも、今一度格言を頭に入れて投資や引いては日常生活に活かしていきましょう。




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