今回の投稿ではうつ病に関する投稿です。
現代社会はストレスを抱えやすい社会と言えます。
ストレスを抱えてしまうと最悪の場合「うつ病」になる可能性もあります。
日本のうつ病患者は127万人と言われており、10人に1人はうつ病になっています。
またこれはあくまでも統計上の人数なので実際には医療機関や専用機関に相談していない
人たちを含めるとさらにその数は多いでしょう。
また怖い事にうつ病などの精神疾患は年々増加傾向にあり、人口減少社会である日本が
うつ病になりやすい社会であることを表しています。
つまりうつ病になる可能性は誰にでもあるという事が言えます。
ではうつ病になる要因は何なのか、ここでは5つのきっかけを挙げていきたいと思います。
うつ病になった過去
私自身も過去に「うつ病」と医師に診断されて勤めている会社
を1ヶ月休職した事があります。
うつ病になる前はストレス耐性が自分の中では強いと思っていたのですが
今になって思うと、それが仇となった気がします。
うつ病は心の病ですので、周りから見ると変化に気付きにくい病気です。
しかしうつ病の発見が遅ければ遅いほど、回復するまでに時間を要します。
私の場合では幸いにも1カ月で仕事にも復職できました。
それから10年近く経過しており、再発もしていません。
今にして思うと、早期発見が良かったのだと自負しています。
よく考えれば当然の事なのですが重い病気、例えば癌なども早期発見
できれば治る見込みが高いのと同じ理屈です。
うつ病も病気の一種という事でしっかり捉えて治療することが大切なのです。
うつ病になるきっかけは「ストレス」
うつ病の発症はその人自身の物事に対する考え方や生活環境
日常生活において発生する「ストレス」が原因となって発症すると言われますが
実のところ不明な点が多いのが現状です。
またストレスと言っても一つだけではなく複数のストレスが絡み合って自分にのしかかる事
によって発生します。
また「最近遊んでいても面白くない。」と言った心からくるパターンもあれば
「寝つきが悪い。早く目が覚める。」と言った具合に体に直接くるパターンもあり
人それぞれ違います。
但し、ストレスを感じる事によってうつ病になる可能性が高いのは確実ですので
ここからはストレスの種類を見ていく事にします。
仕事によるストレス
うつ病の原因ですぐに思い浮かぶのが仕事関係のストレスではないでしょうか?
・昇進や降格
・失業
・パワハラ
・モラハラ
・仕事の失敗
・厳しいノルマや激しい叱責
・長時間労働
・左遷
・職場でのいじめ
など他にもうつ病になる原因は多数あります。
会社で働く時間は長いため仕事がきっかけでうつ病になる人は多いと言えます。
健康によるストレス
体の病気や外見に自信がないなど自身の体型
にコンプレックスを抱えている場合でもうつ病になるケースは
あるでしょう。
また事故などで体に障害を持ってしまう場合でも塞ぎ込んでしまいうつ病となるケースがあると思います。
家族にストレス
家族間においてもストレスを感じてうつ病になるケースはあります。
特に夫婦間においては互いにいる時間が長いため、場合によっては
うつ病になるケースもあります。
・出産
・育児や介護
・結婚や離婚
・DV
・家庭内での不和
・子供との関係
・兄弟や姉妹間での不和
家族がきっかけでうつ病になるのは何とも痛ましいですが
人間関係が希薄化した現代社会ではそういった事がきっかけでうつ病になる事も
想定しておかなければいけません。
お金に関するストレス
お金にまつわる問題を抱えている場合も度が過ぎるとうつ病になる可能性があります。
- 貧困
- 借金
- 税金
- 相続
- ギャンブル
など日常生活でお金に苦労している場合、お金をきっかけにして人間関係がもつれたり
壊れたりしてうつ病になる場合もあります。
状況の変化によるストレス
状況の変化は環境の変化と言い変える事も可能です。
喪失によるストレス
身近な人や大切な人の死別はつらく耐えがたいものがあります。
最愛の妻を亡くし無気力なままうつ病になったや大好きだった恋人や
大切にしていたペットの犬が死んだ。などが該当するでしょう。
うつ病になるとどうなるのか
うつ病になると、心と体に様々な影響が出ます。
一言で言うと日常生活が困難になるのです。
繰り返しとなりますが、周りの人からすると見た目何の変化もないケースも
ありますので厄介な病でもあります。
体の変化
うつ病になると「睡眠」が十分に取れません。
不眠にも種類があり
- 夜寝付けない
- 朝早く目が覚めてしまう
- 夜中に目が覚める
- 眠りが浅くなる
などの症状が出ます。
また「食欲」も低下します。
普段なら美味しく感じる食事も食べたくなくなります。
逆に過食になるケースも稀ですがあります。
日常生活の変化を周りで感じたら注意深く見守ったり声をかけれそうならば
かけてあげる事が大切です。
心の変化
うつ病になるとこころに影響が出ます。
よく言われる言葉は「抑うつ気分」という言葉です。
これは気分が落ち込み不安や焦り最悪自殺願望まで出てくる症状です。
この状態だと何もする気力が起きません。
もちろん感情の浮き沈みは誰にでも起こりうる事ではありますが、
程度がひどく抑うつ気分が数日もしくは数週間も続く場合はうつ病を疑った方がいいでしょう。
心の症状は日常生活をも困難にさせます。
意欲が低下しているので仕事にも支障が出るでしょう。
趣味があってもやる気が起きない場合なども想定されます。
まとめ
うつ病は冒頭でも書きましたが誰にでも起こりうる病気です。
もしかかってしまったら焦らずじっくりと治す事に専念しましょう。
重要な事は規則正しい生活です。
私自身うつ病で会社を休んだ時に気づいたことは十分な睡眠と食事でした。
うつ病になる直前は食欲は低下し自分を否定ばかりしていました。
規則正しい生活が出来れば、不思議と気持ちが前向きになります。
そういった環境を作る事も治療に必要な事です。
周りのに迷惑を掛けるとか余計な事は考えずに休む事を優先させましょう。
そして再発する可能性もあるのがうつ病です。
その規則正しい生活をうつ病を克服しても続けるようにしなくてはいけません。
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