最近よく聞く言葉に「自己肯定感」という言葉があります。
そもそも自己肯定感とはどういった意味を持つ言葉なのか、
また自己肯定感を高めるにはどうすればいいのかなどを今回の記事では
投稿しています。
自己肯定感とは?
ではそもそも自己肯定感とはどのような定義の言葉なのでしょうか?
その概要を説明します。
自己肯定感の概要
自己肯定感とは「ありのままの自分を受け入れ、尊重する感覚」という意味です。
他人と比較するのではなく、そのままの自分を認め尊重し自己価値を感じることが
できる心の状態を指します。
これは人間関係やパートナー関係、仕事や自己実現においても重要な要素となり土台と
なるものです。
何故ならば、自己肯定感は例え悪い状況でも立ち直り頑張る事ができる原動力だからです。
例えば仕事で大きな失敗をしてしまったときの反応として
そのときどきの条件に関わらず「無条件で」自分を認める感情が自己肯定感と言えるものです。
自信とは違う
ところで「自己肯定感」の類語に「自信」という言葉があります。
自信という言葉は自分の価値・才能を信ずることという意味です。
自己肯定感・・・根拠がなくとも自分を肯定出来る感覚
であるのに対し自信は価値や才能に根拠があるから工程できると言い変える事もできます。
例えば、「次のテストではこれだけ勉強してからテストでいい点数を取る自信がある」
というのは学習をしてきた根拠があるからこその自信です。
逆に「全くテスト勉強をしていないのにいい点数を取る自信がある」とは言いません。
自己肯定感を高める理由
では自己肯定感を高める理由は何でしょうか?
自己肯定感を高める事によるメリット3つを挙げます。
前向きな気持ちになれる
自己肯定感は「自分のネガティブな側面を許容する」という特徴があります。
自己肯定感を高めると、うまくいかなかった事や失敗したことに対しても前向きに
捉える事ができるようになります。
他人と比較しなくなる
自己肯定感を高めると、自分の軸を持って生きる事ができます。
決して他人と比較して生きるのではなく自らが主体的になって決定をし
豊かな人生を歩む事ができます。
自分軸を持って自分の判断に自信を持って自己の価値観をしっかりと持つ事で
自分の意見をしっかりと言えることが可能となります。
また自己の価値観を高める事以外にも、他人に対して寛容することができます。
自分と似た価値観を持った人を受け入れたり、見つける事ができるのと同時に
自分と違う価値観の人にも肯定をすることができるので、他社理解が進み人間関係を
円滑に導く事が可能となります。
精神的に安定する
自己肯定感を高めると心が安定します。
心の安定は自信につながります。
例え、挑戦したことが失敗に終わったり上手くいかなかったとしても
反省をし改善点を探し次につなげることができます。
しかし自己肯定感が低いとできない、やらない理由を探し始めます。
繰り返しとなりますが自己肯定感を高めると心の安定につながり心の病気の
予防にもなるのです。
自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人の特徴は何でしょうか?
次の様なケースが当てはまると思います。
✔ 失敗や過去に強いトラウマを抱えている
✔ 他人と比較してしまう
✔ できない理由を探す
✔ 周囲への依存が高い
✔ 精神的にもろさがある
精神的にももろく心の病になりがちです。
自己肯定感を高める方法
自己肯定感を高めたいと思っても、そう簡単に変われないのが人。
また気分がいいときも悪いときもありますので最初は難しいかもしれません。
自己肯定感を高めるにはどうすればいいのか3つのステップで一歩を踏み出しましょう。
自分の良い部分と悪い部分に気づく
人にはそれぞれ個性があります。
自分が自分をどう思っているのかをまずは認識しましょう。
紙に書きだして自分の悪い部分や良い部分を認識することがファーストステップです。
もし自分はダメな人間だと思うならば何が悪いかを具体的に書きだすようにしましょう。
- 自分は人から好かれない・愛されない
- 自分は細かい作業で失敗ばかりする
- 自分は長続きしない
受け入れる
先に書きだした否定的でネガティブな文言に対して、
「と、今は思い込んでいる」または「と、今は感じている」という言葉を追記します。
例えば以下のような文章です。
- 「自分は人から好かれない・愛されない」と、今は思い込んでいる
- 「自分は細かい作業で失敗ばかりする」と、今は感じている
- 「自分は長続きしない」と、今は感じている
繰り返しになりますが、大切なことは断定した表現をした後に「と、今は思い込んでいる」「と、今は感じている」
といった言葉を追加して書き出す点です。
実際に書き出してみるとわかりますが、制限となる思い込みに疑問が起きる感覚であったり、
「今は」という言葉の影響で、「将来は改善されていく」という期待のような感覚が生じてくるのを感じてください。
許可する
自分の事を知ったらその事を許可するようにしましょう。
私たちは「あれはダメ」「これはダメ」と様々な体験の中で心に制約をつけている事が
多々あります。
最初に作った認識の部分に新しい希望を見出す「○○してもよい」という言葉を追加してあげましょう。
例:自分は人から好かれない・愛されない
→「人から好かれる・愛される」人になってもいい。
自分は細かい作業で失敗ばかりする
→「自分はチャレンジしても良い」「失敗しても一歩を踏み出せばいい」
自分は長続きしない
→「私は好奇心が旺盛だ」
この3つのステップは、まずどんな否定的な思いを持っているのかに気づき、
事実ではなく思い込みであることを受け入れ、最初の一歩を見出していくためのステップです。
人にとってはこのステップだけでも強力なアプローチとなり、自己肯定感を高めることができます。
まとめ
自己肯定感は私たちの行動や能力、今後の人生において運や人との縁にも
繋がる大切な要素です。
まずは今の自分に気づき認識することから始めましょう。
良い面も悪い面も含めて自分の現状を受け入れ建設的でポジティブな自己肯定感を
育てて下さい。
また自己肯定感を高めるための環境作りも大切です。
ネガティブな人やあなたを傷つける人とは距離を置き関わらない様にしましょう。
良い意味で刺激となる人や環境に身を置きあなたの自己肯定感を高める様にしましょう。
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