レバレッジとは何か

目次

はじめに

私自身FXや信用取引をしていた経験から、レバレッジと言う言葉をよく聞くようになりました。

レバレッジと聞くと危ないイメージがつきまといますが、一概に悪いイメージだけではありません。

きちんと言葉の意味を理解して正しくレバレッジを使う事によって投資や日常生活において、必須のものとも言えます。

今回はそのレバレッジに関して書いていこうと思います。

レバレッジの定義

レバレッジとは経済活動において他人資本を使う事によって自己資本に対する利益率を高める事、または高まる倍率。

⇒これが辞書的な意味合いとなります。

◆かみ砕くと、少ない自己資本でも大きな取引ができるようにするものを指しています。

総資産=自己資本+他人資本

◎例1:自己資本100円持っているとすると総資産は100円である。ここで100円の売り上げと20円の利益をもたらす場合、100円の自己資本に対して利益率は20%となる。

この時市場が有望でさらなる利益の期待がもたらされると仮定し、、400円の借入(他人資本)をし総資産を500円にしたとする。その場合、総資産500円からは500円の売り上げと100円の利益(営業利益)がもたらされる。借入の利払いが5%だとすると20円となり、利益(経常利益)は80円となる。これで自己資本に対する利益率は80%となる。

このように他人資本を利用する事によって同額の自己資本でも利益率を高めることができることをレバレッジ効果と言います。

一方で、レバレッジ効果を変動制を高めているため、自己資本に対する損失の割合も大きくします。なので使い方次第で武器にも凶器にもなり得るという事でしょう。

◎レバレッジの汎用例

・不動産投資における融資
・金融における信用取引・為替取引
・事業会社の自社の資産を担保にした借入

FXにおけるレバレッジ

◎FXにおいてレバレッジを使うことはどういう意味でしょうか。FXの口座開設をするときに銀行から審査を受ける事はありません。多くの人がFXの口座は開設できます。

また分かりやすい例だと、ドル円が100円だと仮定すると1000通貨は10万円、10000万通貨は100万円、100000万通貨は1000万円となります。

それでもFXにおいては入金額以上の取引が可能となります。これがFXにおけるレバレッジとなります。しかし、何故多くの人が無審査で口座開設できるのでしょうか?

それはFXが差金決済(CFD)と言う性格だからです。

※差金決済とは・・・有価証券の受渡しを行わずに、売買価格差等に相当する金銭の授受のみにより差金決済する取引または金融商品である。証拠金を預け、レレバレッジをかけて取引を行うことから、外国為替証拠金取引(FX)も差金決済取引の一つと言える。ただし、一般には、外国為替のものをFX、それ以外の株式や株価指数や債券等のものはCFDと呼ぶ。  
ウィキペディア 差金決済より引用

結局の所、この差額分が利益や損失となり残高が増減するのです。

◎FXにおいては、損失やロスカットは必ずあります。それでも勝つ人がいるのは、資金管理が徹底されているからだと思います。レバレッジを高くして無茶なエントリーをすれば、追加でエントリーできない。心理的不安が増す(強制ロスカット)、失敗を次に生かせないなどで最後は当てずっぽうのギャンブルや投機となっています。

◆例えば、レバレッジ100倍で10万円入金したとします。(入金した分を証拠金と言います。)そうすると10万円の証拠金を元に100倍まで資金があるものとして

取引が可能となります。つまり10万×100倍=1000万の取引が可能となるのです。

1000万だと、1ドル100円だと仮定すると、

ドル円を1000通貨買うと証拠金維持率が1000万÷10万=1000%

10000万通貨だと1000万÷100万=100%

となります。この証拠金維持率が2-30%を割ると差金決済のマイナスを担保できないため、FX会社は強制的にポジションを売却して、回収できる限度に損失を制限して残高を取られます。これが強制ロスカットと言われるもので市場から退場する事となります。

強制ロスカットに合わないためには、

①この証拠金維持率を高く保つ⇒証拠金を増やす

②資金管理とロスカットの徹底によって強制ロスカットを避ける

この2つが重要となります。FXにおいては裁量トレードでも自動トレードでも勝率100%はあり得ないのですから、負けが必ずあります。スポーツのリーグ戦でもどんなに強いチームでも全勝は難しいですよね。それと同じです。

つまり自己ルールの徹底と長期に渡ってFXと向き合う、ロスカットに合ったら何故ロスカットに当たったのかを徹底的に考える事と自分が得意な場面と苦手な場面を見分けること等が必要となってくるのです。

小さなロットだと反省もできますが、大きなロットでポジションパンパンだと

気が気じゃなくただ上がれ上がれとか下がれ下がれと念じるだけで何の進歩もありません。

それくらい資金管理が大切なのです。

日常生活におけるレバレッジ

◎レバレッジは、FXや株式取引に限らず日常生活や仕事においても潜んでいます。

例えば、電車に乗りながら読書や勉強する。

今まで一人で4時間かかっていた仕事を他の人の協力で半分にした。

SNSを使って広告を打つ。

夫婦や恋人を使って宣伝広告を打つ。

他にも考えればたくさんのレバレッジは考えられます。結局の所、レバレッジを有効活用して時間を有意義に使う事が自分の人生においてプラスとなることは間違いないと思います。

社会変化の激しさや限られた時間の中では、人生にレバレッジをかけて効果的に素早く目的を出すことで、自己実現につなげることが重要です。

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この記事を書いた人

はじめまして、ritsuです。
このブログでは、「セミリタイアを目指す」というタイトルの通り、私が自らの経験から得た教訓をもとに、セミリタイアを目指す方々に向けて情報を発信していきます。

私は、過去にさまざまな挫折と失敗を経験しました。就職活動では、70社以上に応募しても全て不合格。自分を否定されるような経験は、自分は社会に必要とされていないのではないかとの思いにさせされました。一方で周りの友人は無事就職が出来た事を知ると友人に対して妬む気持ちも芽生えました。やっとの思いで入社した会社は、厳しい営業の世界で、ノルマのプレッシャーや上司からの過酷な扱いに悩まされました。辛い状況の中でお金を浪費し、その頃は貯金が全くありませんでした。
そのブラック企業は一年で退社。幸いにも次の会社にほとんど
ブランクなく転職することができました。

しかし次の会社では人間関係の悩みやストレスからうつ病になり、仕事を一カ月休みました。正直、仕事を辞めたいと思う日々もありましたが、当時は貯金が限られており、転職活動も厳しい状況でした。そのため、ガムシャラに我慢し、嫌なことも乗り越えて5年かけて1000万の貯金を築きました。

その後も、セミリタイアを目指し、投資や副業に挑戦しましたが、投資詐欺に遭遇したり、情報商材の購入・ネットワークビジネスへの入会や短期トレードも経験しました。当然どれも失敗し、お金を失う羽目になります。
しかし、挫折や失敗を乗り越えるたびに、自己成長の機会となりました。特に長期投資の重要性を認識し、インデックス投資や米国連続増配銘柄への投資を増やす方向へ舵を切りました。

苦節13年を経て、40歳を迎える今、私はセミリタイアを目指しています。過去の失敗談やうつ病の経験を忘れることなく、それらを教訓として今後の人生に生かしていきたいと考えています。このブログでは、セミリタイアを考える方々に対して、失敗談も含めて率直に語りかけ、教訓や成功の秘訣を共有していきます。

セミリタイアは一筋縄ではいかない道ですが、長い目で見据え、賢く投資や節約を行いながら、心豊かな人生を追求していきたいと考えています。

私の失敗談やうつ病の経験を教訓にしていきます。またお金の増えることだけではなく、精神的な余裕や幸福感を持ちながら、より豊かな人生を築いていくための情報をお届けしていきます。

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