孤独に強くなろう

目次

はじめに

人は誰でも孤独を感じるときがあります。現代社会においてはインターネットやSNS全盛の時代です。

簡単に人と繋がりを持つことができます。「孤独」である事はあまりいい印象を持ちません。

例えば「便所飯」や「ランチタイム症候群」という言葉があります。

これは一人が寂しいのではなく、一人で食事をしたりカラオケをしたり、テーマパークにいるなどといった一人でいるところを見られ「寂しい人」と思われるのが嫌だから起こるのではないでしょうか?

日本人は海外と比較しても、「孤独」を感じやすいというデータもあります。

英国は「孤独」からくる経済損失は約4・9兆円であると謳っているくらいで「孤独問題担当国務大臣」というポストができたくらいです。

本当に「孤独」は悪い事なのでしょうか?

 

孤独と孤立は違う

孤独を語る前に、「孤独」と「孤立」は違うという事を認識しなければいけません。

◎孤立・・・助けが得られず切り離された状態のこと。他から離れて一人であること。

◎孤独・・・一人ぼっちであること

辞書で引くとこんな意味合いになります。

孤立は、元々集団の中にいたがうまくなじめず、また仲間外れにさせられた様な状態に近いですね。職場や学校で虐められて孤立したなんて事はよくある事です。

一方で孤独とは、元々一人でいるようなイメージですね。但し好きで一人になったのか、仕方なく一人になってしまったのかで大きく心の持ちようが変わってきますね。

例えば「自分が傷ついた」と思う人ほど人の痛みや感情に鈍感になっている可能性があります。何故なら、自分だけが職場の同僚やクラスの同級生から虐げられているという思い込みが強くなりすぎて、自分の殻に籠ろうとする。その結果周りが見えなくなり盲目的になりがちです。自分の感情が一番にくるので周囲との関係改善という発想が生まれません。結果悪い意味での孤独を感じてしまう訳です。

また、被害者意識が強い人も孤独をネガティブに捉えてしまう傾向があります。つまり人からの態度や言葉を歪めてネガティブに捉えてしまい、自分はダメな人間なんだとか可哀そうな人間だと思い込み誰も自分を理解してくれない。自分は孤独な人間だ。なんて感じでしょうか。




 

孤独力の9つのメリット

◆無理をして他人と合わせたり、一緒にいるとむしろ自分らしさを失い辛くなります。私自身は孤独が好きです。そして人生が良いものだったと思えるには「孤独力」を高める事は今後の人生において必須の能力であると思っています。

では「孤独力」を身につけるとどのようなメリットがあるのか書いていきます。

①自分の時間を確保できる

時間は誰にでも平等なので、貴重な時間という資源を自分の為に費やす事が可能となります。

貴重な時間を、気の向かない飲み会や気の合わない人と食事したりしなくてもいいのです。

自分がやりたくないのに、付き合いだからと言って飲み会やらママ友の会やら何かのコミュニティに参加していたとしたらストレスも貯まる一方です。

孤独に強い人は、時間の使い方が上手な人でもあります。集団の中だとどうしても相手に合わせなくてはいけないので、時間の確保が難しいのですが孤独=一人だと自分の時間を確保することが容易となります。

これは非常に重要な事で、何をやるにもお金と時間が必要と言われますが、その一つの時間を確保することが一人でいることによって可能となります。

②自分がやりたい事ができるようになる

時間が使えるという事は、自分がやりたい事ができるということです。相手に合わせなくていいので食事も好きなものを食べればいいし、自分が行きたい場所へ行く事もできます。映画でも旅行でもそうです。

資格や語学の勉強や大学や留学も可能となるかもしれません。

そして自分のやりたい事をやることによって、自分の意思で実行をするという意味で行動力を備わると思います。

③自分の軸を持つ事ができる

孤独に強い人は、周りの意見に流されないところがあります。周りの意見に同意しないといけない場面に遭遇しても、意見をしっかり伝えられる持ち主です。いつも周りの言葉を気にしてしまうと、この空気が耐えられないため、自分の意見とは違った発言をして後悔する場面に遭遇するでしょう。流されない意思を持ち続けるのは、集団生活の中にいると難しいもの。しかし、周りを気にすることなく、意志を貫き通すのが孤独に強い人なのです。

噂話や良くない話で盛り上がっていても、参加することなくサッとその場から抜け出せる勇気に、羨ましいと感じます。自分が悪口を言われていても、気に留めない強さを持っているのです。我が強くて付き合いにくい反面、信頼が厚いのが孤独に強い人の特徴。ブレない言葉に説得力があり、頼られる一面もあるでしょう。




④成功しやすい

これはよく言われることですが、何らかの分野で成功している人はみな「孤独」だと言われています。

何故かというと、成功を収めるためには人と同じことをしていても大きな成果は得られないからです。

成功するには、「大多数の人が行っていることとは真逆のこと、人と違う考え方、行動を起こす」事が必須です。

スポーツ選手や事業家・投資家などみんなそうでしょう。つまり孤独を自ら受け入れ孤独であることを認めストイックなまでに努力をするからこそ大きな成功を収める事が

可能となるのです。「人の行く裏道に道あり花の山」なんて言葉があるようにある意味逆張り的発想で、自らの信念を曲げずに努力する。結果が出るまでは周りからは反対され、時に馬鹿にされても努力をする⇒そういった人が一般的に成功者と言えるのではないでしょうか?

私自身そこまでの域には全然至っていないですが(笑)

⑤一人でいる分、自らを客観的に見る事が可能となる

一人時間が多いわけなので、考える時間が増えます。この考える時間によって自らの置かれた環境・性格・強み・弱みを客観的に見る事が可能となります。

自らを客観視できるのは生きていく上で、ポイントになってきます。

例えば、転職しようかどうか悩んだ時に自分のキャリアの棚卸が容易にできます。

身近なところでは、物を購入しようとしたときに自分の性格から考えて使う頻度・費用対効果を考えると買う必要がないなとかもありますね。

結婚相手も冷静に考える事ができるかもしれません。その人と生活ができるかどうか考えますし(笑)

⑥自分の頭で考え行動することができる

人生を豊かにするためには、自ら考え行動しその結果を得たものだけが得られる特権です。それは孤独の中でしかできません。

どういった事かと言うと、孤独になる事で自由な時間が増え自らを「内省」する時間が増えます。

自分が好き嫌いだけではなく答えを自分の中で発見し行動を起こすしかないのです。

そこでは様々な成功や失敗がありますが、そういった経験を自分の成長の機会と捉えまた再び考察し実行していくことで人は成長します。

流されて導き出した答えではないので、その生みの苦しみが人間的にも経済的にも成功を収める可能性があるのです。

また自ら考え行動するので、何かの目標を見つけ邁進するという事は物事に対して前向きに捉える事が可能となります。

⑦お金の自由度が増す

一人の時間が増えるので、お金を人のために使うのではなく自分のために使う事が可能となります。

但し、浪費はダメです。間違っても暴飲暴食やギャンブルに費やさない様にしましょう。また酒やタバコなどの嗜好品に費やすのもダメです。

自己投資のための費用、将来のために貯金をする、投資・事業のための軍資金を貯めるなど自分のためにお金を使いましょう。

⑧責任感が芽生える

周りに頼ることを好まない孤独に強い人は、仕事や言動に自己責任を意識しています。周囲に迷惑を掛けたくない気持ちが強く、最後まで投げやりにならずに真剣にやり遂げる特徴があるでしょう。

孤独に強い人は、みんなで仕事を取り掛かるのが苦手な一面を持ちます。一つの仕事を誰かに任せるよりも、自分で気長にやることで安心感が得られるタイプです。

そのため、驚くほどの集中力を発揮する場合も。個人だけで仕事をしたいと思っていても、自信がない状態ではなかなか取り掛かれませんよね。

信頼や自信を得るためにも、何倍もの努力をするのが孤独に強い人です。職場でも仕事がデキる人として、一目置かれている存在となることが可能となります。




⑨他人と比較しない

一人時間が長いと自分のしたい事ややりたい事に興味が出てそこを追求します。いわゆるオタク気質です。

そうすると他人との比較をしなくなります。人の悪口・噂話や自分への批判も段々どうでもよくなってきます。関心が自分に向くようになります。

誰と誰が付き合うだの、仲がいい悪いだのあの人のああいった部分が嫌い・気に入らないなどそんなことに時間を割いているだけ無駄だと思います。

人の悪い部分を見るのではなく、相手の良さを見つけ褒めるまたは自分のものにする盗むなど自分を高める事に時間を使った方が人生いいに決まっています。

世の中には、人のうわさ話や短所ばかり探している人もいます。そういった人とは距離間を置くか、縁を切れたら切ってしまいましょう。

「百害あって一利なし」です。人生は自分という原石を磨く事でしか、成長できません。コツコツと継続的に努力をする人間が最終的には強い人間だと思います。

 

まとめ

孤独に限らず、人は誰でも一人時間があります。例え家庭があっても、何かの集団に属していても。

そこで大切な事はこの一人の時間をどう有効に使うかで人生の豊かさは変わっていくと確信します。

一人の時間だからこそ、アイデアも浮かぶし好奇心旺盛になる、何かを学ぶときも一人です。

人生が豊かになるか否かは一人の時間をどう有効に活用し、満足いくものとするかと言っても過言ではありません。

是非とも一人時間を活用して、自分の人生を豊かにしたいものですね。




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この記事を書いた人

はじめまして、ritsuです。
このブログでは、「セミリタイアを目指す」というタイトルの通り、私が自らの経験から得た教訓をもとに、セミリタイアを目指す方々に向けて情報を発信していきます。

私は、過去にさまざまな挫折と失敗を経験しました。就職活動では、70社以上に応募しても全て不合格。自分を否定されるような経験は、自分は社会に必要とされていないのではないかとの思いにさせされました。一方で周りの友人は無事就職が出来た事を知ると友人に対して妬む気持ちも芽生えました。やっとの思いで入社した会社は、厳しい営業の世界で、ノルマのプレッシャーや上司からの過酷な扱いに悩まされました。辛い状況の中でお金を浪費し、その頃は貯金が全くありませんでした。
そのブラック企業は一年で退社。幸いにも次の会社にほとんど
ブランクなく転職することができました。

しかし次の会社では人間関係の悩みやストレスからうつ病になり、仕事を一カ月休みました。正直、仕事を辞めたいと思う日々もありましたが、当時は貯金が限られており、転職活動も厳しい状況でした。そのため、ガムシャラに我慢し、嫌なことも乗り越えて5年かけて1000万の貯金を築きました。

その後も、セミリタイアを目指し、投資や副業に挑戦しましたが、投資詐欺に遭遇したり、情報商材の購入・ネットワークビジネスへの入会や短期トレードも経験しました。当然どれも失敗し、お金を失う羽目になります。
しかし、挫折や失敗を乗り越えるたびに、自己成長の機会となりました。特に長期投資の重要性を認識し、インデックス投資や米国連続増配銘柄への投資を増やす方向へ舵を切りました。

苦節13年を経て、40歳を迎える今、私はセミリタイアを目指しています。過去の失敗談やうつ病の経験を忘れることなく、それらを教訓として今後の人生に生かしていきたいと考えています。このブログでは、セミリタイアを考える方々に対して、失敗談も含めて率直に語りかけ、教訓や成功の秘訣を共有していきます。

セミリタイアは一筋縄ではいかない道ですが、長い目で見据え、賢く投資や節約を行いながら、心豊かな人生を追求していきたいと考えています。

私の失敗談やうつ病の経験を教訓にしていきます。またお金の増えることだけではなく、精神的な余裕や幸福感を持ちながら、より豊かな人生を築いていくための情報をお届けしていきます。

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