他人と自分を比較すると
自分と他人を比較するとき、【誰と比較】し【どこを比較】したか振り返ってみましょう。
【誰】→親・友人・仕事関係・芸能人
【どこを】→顔の構成・収入の多い、少ない・人間関係(友人が多いや恋人が美人モテるなど)・話がおもしろいややさしい
こんな所でしょうか。
他人と比較する原因
他人との比較をしてしまうのは原因がありますよね。私なりに考えた結果は以下の点です。
②自分に自信がない
③自己肯定感が低い
④地位や世間体を気にする
- 自分より収入がいい→能力・環境(結果)
- 自分より容姿がいい→能力
- 自分より友達が多い→能力・行動
- 自分より背が高くスラっとしている→能力
- 自分より仕事ができる→能力・行動・環境
- お金持ちで自分より豪華な生活をしている→環境
こういった比較は全て能力・行動・環境(結果)に起因していますよね。
他人と比較をして良い方向に向かう場合
他人との比較は、悪いことばかりではないかもしれません。
例えば先ほど挙げた例をプラスに考えると
- 自分より収入がいい→自分も収入が良くなるよう努力をしよう
- 自分より容姿がいい→自分は内面を磨こう
- 自分より友達が多い→自分は少人数の人と深い友情を築こう
- 自分より背が高くスラっとしている→自分は太っているけどダイエットを頑張ろう
- 自分より仕事ができる→自分にはあの人に負けない分野を作ろう
- お金持ちで自分より豪華な生活をしている→自分は質素で当たり前の事に幸せを感じる
といった感じに他人と比較したことによって自分が頑張る原動力になったり、他人と比較して自分の考え・価値観・良さに気づく事ができれば他人と比較することは決して悪い事ではないと思います。
他人と比較して悪い方向に向かう場合
ただ、他人と比較して悪い方向に向かう場合もあります。
-
- 自分より収入がいい→自分は収入が良くならないし努力しても無駄だ
- 自分より容姿がいい→自分は顔に自信がない→人と話すことが億劫だ
- 自分より友達が多い→自分は人と打ち解けることができない→孤独だ
- 自分より背が高くスラっとしている→自分は太っているなんてダメな人間なんだ
- 自分より仕事ができる→自分はミスや上司に怒られてばかりだ今の仕事に向いていない
- お金持ちで自分より豪華な生活をしている→自分は貧乏でみじめな人間だ
- 結婚して幸せな家庭を築いている→自分は異性とうまく話せない生涯孤独で寂しい
これらの感情は、自分への劣等感や相手への嫉妬心といった感情と言えます。劣等感や嫉妬心が自分へのエネルギーになればいいですが、相手への軽蔑や自分への悩み苦悩となりなんの行動もせずに時間だけが過ぎていくのは本当に避けたい所です。
自分の価値観・信念を持つ
◆私が思うに、他人と比較するという事は「自分の価値観、生き方に信念がない」か「自分に余裕がなくイライラしている」精神状態なのではないかと思います。
他人と比較する事で、自分が変わればまだいいです。しかしただ悩んだり、相手に「嫉妬心」や「ねたみ」を感じて相手を傷つけたり、迷惑をかけたりしてしまったら最悪です。
◆自分の価値観・信念がしっかりしていれば、他人と比較する事がいかに人生の無駄であることに気が付くのではないでしょうか。
例えば、粘り強く物事に取り組むとか、聞き上手で人の悩みを聞く、感謝と反省を忘れず行動前には悩むがやると決めたらとことん取り組むとか小さな事でもなんでもいいのです。
そういった確固たる物を自分に持っていれば、行動も変わっていきます。そもそも他人がどんなに凄そうに見えたり、仮に凄い人でも関係ないと思います。自分の中で最高の状態を作り上げればそれでいいのです。
◆ただ度が強すぎる「思い込み」や間違った信念には注意が必要です。思い込みが激しくて「宗教」にはまったとか、自分はビジネスで成功してやるからといって「借金」だけ残ったとか、他にも人間関係や恋愛など様々な事に当てはまると言えます。
◆信念か価値観を持つことは大切ですが、行動や努力の中で価値観・信念を変えても良いのではないかと私は思います。人間は変わりやすいですからね。
他人との比較は相手を卑下するときにも当てはまる
★最後に注意しておきたいことを挙げておくと、他人との比較は何も「自分」より優れている人との比較だけではないという事です。
例えば、「あの人は自分よりも仕事ができない、あの人は自分より太っている、あの人は自分と違って結婚しておらず社会的地位が低い」などでししょうか?
他人を卑下したり、見下して「優越感」を得ても自分の視野が狭くなったり、自分の成長を止めてしまいます。
そもそも、他人と比較して劣等感や優越感を感じた場合、相手の事をどれだけ分かっているのでしょうか。人は誰でも苦しい事や辛い事はあります。悩みのない人はいません。
自分が「劣等感」を感じている人は過去に辛い思いをし、必死に努力してきたから今があるのではないかもしれません。
自分が「優越感」を感じている人は、あなたが優越感を感じている事なんて関係なく今頑張って生きているかもしれません。
結局は、人それぞれ自分への価値観・信念が違いそれに基づいて今を賢明に生きていくことが大切なのです。
コメント