【体験談】投資詐欺に遭った経験を書きます

  • 2018年9月16日
  • 2020年10月18日
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詐欺による被害は増加しています。

警察庁は2019年の振り込め詐欺など特殊詐欺の被害額は301億5000万円(速報値、前年比21・3%減)だったと発表した。減少は5年連続。認知件数も1万6836件(同5・6%減)で2年連続の減少だった。被害額は8年連続で300億円を超えており、警察庁は「依然として深刻な情勢」としている。

毎日新聞社のサイトより引用

このように詐欺被害は年々増加傾向にある事が分かります。

詐欺に遭う方が悪いという考え方もあるでしょうが、詐欺の手口は

年々巧妙化しており、普通に生活していても詐欺被害に遭う可能性は

あると言えるのです。詐欺師も詐欺の手法を変えて罠にかけようとしています。

何よりの防止策は詐欺の手口を学び詐欺被害に遭わないようにすることと言えます。

今回の投稿では、昔投資詐欺に遭った経緯を書く事で被害のリアルを知ってもらい

このような被害を少しでも減らしマネーリテラシーを高めて頂ければ幸いです。

今回おススメしたい人

★ 投資詐欺のリアルな被害を聞いてみたい人

はじめに

今から10年前の話になります。

当時の私は会社員をしていました。(今も会社員ですが)

当時は仕事も残業続きでストレスが溜まっていた時期でした。

そんな時にSNS上で飲み会のコミュニティーがあり、

単純に面白そうだからというノリで飲み会に参加しました。

詐欺に遭った経緯①→詐欺に遭うまで

きっかけはSNS→当時はミクシィを使用。
軽い気持ちで飲み会に参加。その飲み会で知り合った女性が綺麗だったので、
連絡先を交換し次回二人で会う約束をする。
後日その女性と会い喫茶店に行く。
最初は仕事を何やっているかなどたわいのない話をしていたが、
資産運用をしていて配当金が毎月入ってくるという話になり
資産運用をしている人がいる高級マンションに連いていき詐欺師(以下Mとする)。
その高級マンションの部屋には高価な食器や家具などブランド物が多数あった。
またMが身につけている装飾品もブランド品ばかりであった。
そのマンションの部屋には頻繁に人が出入りしていて、女性やら高そうなスーツを身につけている男性が出入りしていた。
自分が最初にマンションに行った際には書類のやり取りを一人の男性としていた。
(今にして思えば、お金を預けていたのだと思う)

そして、女性から「次回Mの話を聞いてみない?アポ取っておくから。」と言われて

私とMが会う日程が決まりました。

そして、約束していた日に私はMが面会。

そこでは、Mの生い立ちや投資案件を説明されました。

自分はお金に苦労したが保険の営業でトップの成績を取り今は「投資ファンド会社」を

運営している。お金を預けてくれれば元本は保証する。

ファンドの運営は優秀なトレーダーばかりで日本でもトップ10に入るくらいの強者ばかり

で安心して良い。など言いくるめられました。

今思うと100%詐欺だと思うが、当時は本当に無知すぎてすっかり信じ込んでしまい、

当時貯金していた500万の内100万をMに預けてしまう。

預け方は直接手渡し。→借用書と毎月の配当金額の表を渡される。

配当金額は最低10万から10万単位で増えていき預ける金額が大きければ

大きいほど利回りがよくなるというもの。

100万の場合は2%毎月振り込まれる。(2万円)毎月27日振込だった。

そしてお金を預けた初月に2万円が振り込まれる。

そこでMを信じてしまいさらに追加で350万円をMに預ける。

500万円預けた場合は月利2・5%で125000円が毎月振り込まれていた。

詐欺に遭った経緯②→配当金が止まる

その後配当は1年続く。
その期間何度かそのマンションに行った。行く名目はホームパーティーという名目だった。
マンションは40階くらいだったため花火大会やらハロウィンパーティーという形で都合がつけば
自分も何度か参加していた。
しかしいつ行っても新たにお金を投じている人や追加でお金を投じている人がいた。
Mの周りの取り巻きがSNSや自分達の知り合いを誘っていたのだろうと推測する。
自分も信じて疑わなかったので、毎月の配当金を副業して稼ぎたいという目標があり
当時はネットワークビジネスや情報商材を購入していた。→全く成果は出なかった。

一年後

配当金の振込がなくなる。すぐにMに連絡を取るもなかなか連絡がつかない。

やっとの思いで連絡がつながり直接Mと会う事ができる。

自分「お金を返して欲しい。」

M「今は返せない。必ず返す。」

自分「それはおかしい。借用書に記載がある」

M「一時的に資金繰りが悪いから・・・でも返す」など

自分「いつ返すのか。書面にして書いて欲しい」

M「それはできない。他にも運用している人がいるから」

など話は平行線に終わる。

その後再度連絡するも電話には出ずにメールをするも返信はなくなった。
マンションに直接行ったときもあったが、居留守なのか応じなかった。

詐欺に遭った経緯③→被害者同士で集まる

自分と同じ被害に遭った人がいるとネット上で知りそこでその人達と会う(男女4人がいた)。
お金をどうすれば取り戻せるか話しあい、警察に相談するか弁護士に相談するかなど話し合う。

話し合った結果、警察に相談に行く。

自分ともう1人の人と行きこれまでの経緯を説明する。

しかし警察は取り合ってくれなかった。

経緯を聞いて「やられましたね~」と言われただけだった。

その後一緒に警察に行った被害者が弁護士に相談し、

詐欺罪は刑事事件にするか民事訴訟にするかで扱いは変わるという連絡があった。

民事訴訟した方がお金を取り戻る可能性はまだあるとの事。
しかし、原告側(この場合詐欺師であるM)の申し立てに対し相手が出廷するかが
問題なのと、仮に差し押さえになったとしても相手に差し押さえるだけの財産があるかどうかも分からない。
また訴訟を起こすにしても「弁護士」に依頼をする着手金が必要であるし、
仮に「裁判」を起こしても裁判にかかる費用が発生する。
必ずお金を取り戻せる確証はなかった上、自分に当時その費用はなかった。
その為、裁判を起こすのは断念した。

詐欺に遭った経緯④→詐欺師が逮捕される

裁判を起こす事を断念し、一ヵ月位後にMが逮捕される。

一緒に警察に行った被害者から逮捕報道の一日前に連絡があった。

私と警察に行った後も他の警察署に通って被害届を提出し警察が動き出す。

また新聞社とテレビ局の取材を受け、逮捕の報道日程を報道各社から知らされていた模様。

実際に当日のニュースや新聞の社会面には大きく掲載されていた。

「逮捕」されると刑事事件となります。Mの逮捕理由は「出資法違反」だった。

残念ながら警察で逮捕されて法の裁きを受けても被害者にはお金が戻ってこない。

最終的には泣き寝入りすることになる。

そのMには裁判で「有罪判決」が出されていたのも報道されていた。

判決の結果「罰金200万」「懲役2年」「執行猶予4年」が下された。

執行猶予がついているので、牢獄に入れられる訳ではない。

その後は、Mとは一切連絡を取っていませんし、そこで知り合った人たちとも連絡は取っていない。

そのためその後、どうなったかは分からない。完全に縁を切る。

私はトータルで約350万失い貯金がなくなる。

何故騙されたのか

私が騙された案件は完全にポンジスキームでした。

では何故大金を失ってしまったのか?その原因をまとめます。

★ 詐欺師の人柄に安心を覚えた
★ 自分が楽をしたいと思った
★ 高配当の魅力に目が食らんだ
この3点が挙げられます。

詐欺師の人柄に安心を覚えた

詐欺師は表面上はニコニコしていて親しみやすくユーモアがあります。

これは逆の立場に立つと分かるのですが、詐欺師はお金を集めなければ

いけません。強面で仏頂面な人間ならば親しみにくいですし、初対面なら尚更です。

詐欺に限らずニコニコしていた方が人は安心感を覚えますし、親しみやすいとも思います。

完全なプライベートの場ならば問題ないのですが、お金の話となると別です。

やはりある程度の警戒心や人を疑う心を持ち合わせる事も必要です。

自分が楽をしたいと思った

現代社会は仕事・家庭など様々な所でストレスを感じやすい社会と言えます。

そういったストレスを多く感じる時は楽をしたいと思いがちです。

しかし、そういったときほど要注意です。

楽して稼げる・簡単にお金が増える案件に引っかかりやすいです。

思考が停止している状態です。

そういった状態のときは、体や心を休ませる事が必要です。

高配当の魅力に目が食らんだ

高配当と聞くと、人は胸を踊らされます。

月利〇%なんて聞くと不労収入が入って億万長者への第一歩が始まる。

などと当時は思っていました。

確かに今の日本は低金利でメガバンクの普通預金の金利は0.001%とかです。

インフレに負けて預金が目減りするならば投資をしよう、

その考えは正しいと思うのですが投資先が間違っていました。

株式投資を行っている今ならば分かるのですが月利で配当がもらえるなんてあり得ません。

不動産の家賃収入くらいです。その不動産投資でも管理業務が必要です。

人に預ける、しかも知り合って間もない人にお金を預けるなんて絶対やってはいけない事でした。

 

詐欺に遭って学んだこと

他人にお金を預けない

そんな事当たり前だろ、と思うかもしれませんが本当にそうなんです。

お金を預けるのは「銀行」と「証券会社」だけにしましょう。

ましてや見ず知らずの他人に預けではいけません。

友人や家族間でも預けない方がいいです。

家族も?と思うかもしれませんが、結局何か問題があったときにお金でもめるのは嫌ですよね。

「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉は本当にその通りでお金で繋がった人間関係は

利益関係がなくなった時点で終了します。

事実自分もそうでした。

私はこれ以来、お金の管理を自分で行うと強く決意しました。

自分の大切なお金は自分で守る事は徹底しましょう。

またそれ以外にも

★ 世の中には甘い話はないと強い意志を持つ
★ 怪しい案件に耳を貸さない
★ 怪しい場所や人に近づかない(SNSを使用した案件も多数あるので注意!)
★ 人柄で投資の判断をしない
も改めて知るきっかけとなりました。
単純に考えて知り合って間もない人が
そういった甘い話を持ってくること事体おかしいのです。
冷静に考えれば分かるのですが、
良く考えれば「元本保証」「利回り20%以上」の投資案件があれば人を介さず自分で投資すればいいだけの事です。
そんな案件を人に紹介すること事体おかしい上、そんなのがあれば全員億万長者になれます。
投資を行うならば繰り返しとなりますが
  • 公の投資案件(証券会社を通じた)のみ
  • 株式・FXなど仕組みをきちんと理解する
  • リスク・リターンは比例する

という事を念頭に入れて投資を行うようにしましょう。

他の投資詐欺の種類

ファンド投資詐欺

私が騙されたのもこの手法でした。いわゆる「ポンジ・スキーム」という手口で投資詐欺において最も多い事例です。

自転車操業な詐欺の手法で、「出資金をファンドで運用するといって、毎月配当金を出す」

と言って多数の投資家から資金を集める手法です。

しかし、実際には運用などは行っておらず、

次々と新しく得た出資金の一部を以前からの投資家へあたかも配当金であるかのように支払います。

それをどんどん繰り返していき、いずれ配当金を支払わなくなるというものです。

出資者は最初の段階では、実際に配当金をもらえるためいかにも投資が本当に利益を生み出しているように見えます。

しかし、実際には負債が増加していくだけなので、いずれ破綻し配当金が支払われなくなります。たこ足配当ですよね。

例えば、100万円を10人が出資したら1000万です。毎月10%で配当を出し続けたらいつか破綻します。

この手の手法は

「元本保証」「絶対損はしない」などと言う→投資にリスクはつきもの「ローリスク・ローリターンかハイリスク・ハイリターン」しかない

「月利2%~10%」「年利20%~50%」など謳う→世界一の投資家ウォーレンバフェットですら年20%の運用成績

「最初は配当が入ってくる」→信用し追加で資金をつぎ込む→既に洗脳されてますね(笑)

が一般的です。ちなみにポンジスキームとは以下の通りです。

※ポンジ・スキーム ウィキペディアページ

株・FXのシステムトレードを利用した詐欺

最近では自動売買やAIが人に変わって投資判断をするソフトもあるようです。

証券会社でもシステムトレードを推奨する証券会社もありますね。

証券会社を通じていればまだしも、こういった株やFXの自動売買ソフトを高額で売り付けてくる業者がいます。

決まり文句の様に、「絶対稼げる・儲かる」「1カ月で200万稼いだ」など嘘の情報で購入させようとします。

こういった業者は購入した後に、連絡がつかないや曖昧な受け答えしません。

そもそもこういった自動売買を売りつける本人がシステムの中身を知らない事が多いです。

相場というのは様々な場面によってトレード手法が異なります。

機械がそこまで複合的に判断して売買はまだできません。

なので良く考えてみると、システムトレードでお金持ちなった人を知りません。

こういった詐欺まがいのソフトは、過去のデータを出して投資額が3倍になったとか大げさに宣伝します。

あれは「バックテスト」と言って過去のデータを自動売買のトレードに当てはめ

「最適化」をすることで自動売買の成績を変更させることが可能です。

しかし、実際に稼ぐことはできません。

バックテストのみで成果が出ると言うソフトには注意が必要です。

未公開株・社債詐欺

未公開株詐欺とは、上場によって大きな利益が出ると知られている

株式取引の特徴を利用して、値上がりを実際にはしなかったり、

ひどいときには存在しない株を購入させようと勧誘する手口です。社債も同様の手口です。

一般の人が未公開株・社債を手に入れることはできません。

「必ず値上がりする」「あなただけ特別」「先着〇名」などという言葉には要注意です。

こういった話があればその会社が実名するかどうか検索サイトで検索してみましょう。

繰り返しになりますが、未公開株・社債が一般人に回ることはありません。

まずこういった話やパンフレットが送られてきたら詐欺だと思って間違いないです。

 

外国通貨詐欺

先進国の通貨ではなく、新興国のあまり知られていない中東の国の通貨などに投資をしないかという詐欺です。

・「この国の通貨は後何年語かに何十倍にも値上がりするから」

・「もうすぐIMFの認定が下りるから、値上がり確実です」

値上がりしたり、IMFの認定が下りるなんてなんで分かるんでしょうね。

それにこういった国の通貨はマイナーすぎて日本では換金できません。

FXをやっていたので分かりますが、為替は国と国との「相対取引」です

。例えば「ドル/ 円」が110円→111円になったら1円のドル高/円安です。

1円のドル買いが行われたのかもしれませんし、1円の円売りがされたのかもしれません。

つまりどちらかの通貨の売りと買いが行われるのが「相対取引」です。そのマイナー通貨は日本円と取引されてますか?ということです。

答えは「No」です。

こういった業者は怪しいと思って、連絡をしたら繋がらなくなったホームページは封鎖・事務所はもぬけの殻だったなんて事になりかねません。

業者に多額の手数料を取られてしまわない様にしましょう。

事業への出資

いかにもありそうなベンチャー企業などを装い「必ず儲かるから」と言って、

実態がない事業にお金を投資させる詐欺が、この詐欺の特徴です。

最近では事業だけでなく、「石油採掘権」「鉱山の採掘権」など”権利”に対して投資するという詐欺も増えて来ています。

また「金の採掘」「海外のエビの養殖」「和牛オーナーへの出資」なども有名です。

  • 「温泉付き有料老人ホームを立ち上げる予定だから、投資しないか?」
  • 「カンボジアの土地を今のうちに大量に買えば、将来確実に儲かる。今のうちに買えば、1億円はくだらない」

この事業に投資する詐欺の特徴は、詐欺の内容に一定のリアリティがあることです。

話だけを聞いていれば、たしかに投資すれば利回りも良さそうだし、

確実性がある――というように、ターゲットをだますのですが、ほとんどの詐欺は架空の事業であり、実在していません。

お金を払ったが最後、投資したお金が返金されることはなく、紙切れ同然の権利書だけが残ってしまいます。

劇場型詐欺

◎複数の人物がなりすましている

◎役割分担が明確になっていて組織ぐるみ

◎銀行職員・警察・弁護士などを名乗って安心させる

「オレオレ詐欺」に代表される様な詐欺の一種です。

ですが手口は巧妙化、悪質化しています。ターゲットの個人情報を詳しく把握しているため見分けがつかなくて騙されてします場合もある様です。

ターゲットの家族、警察、弁護士、駅員など、複数の詐欺師が複数の人物に成りすます点がこの手口のキモです。

複数の人物から次々と電話がかかってくるため、事件が本当に起きていると錯覚しやすくなります。

詐欺に合わないために必要な事

勧誘された会社の所在地の確認

もしも、勧誘や電話を受けたら会社の所在地を確認しましょう。必ず、直接言われた所在地ではなく検索サイトで所在地を確認しましょう。

その会社のホームページも実在しているか確認しましょう。

ライセンスの所得の確認

顧客からお金を預かる場合金融庁に登録をしていないと違反行為です。金融庁のホームページから許可・認定が下りていない業者は詐欺です。

金融庁許可認定

資金の持ち逃げがされない様、信託保全の確認

他人からお金を預かる場合は、本来信託銀行などに口座を開設していてそこにお金を保全しています。→信託保全

また証券口座に置いてある資産は「分別管理」と言って証券会社とは別に保管されています。

これは、証券会社やFX業者が倒産しても顧客の資産を守るために法律で義務付けられています。

金融リテラシーを高めよう

結局投資詐欺に合わないためには、自分で学んで金融リテラシーを身につけるしかないと思います。

例えば

・ある投資家に100万出資する

・出資者に10%の配当金を出す

・出資金は「元本保証」する→だから安全

こんな案件があれば、まず詐欺と疑いましょう。

また「信託保全」「顧客保全」という言葉を知っていれば、他人にお金を預ける事はできません。

実際に逮捕されたMは「出資法違反」という容疑でした。

それが家族や友人・恋人などどんなに親しい人でもです。

「投資」は必要です。今後生きていく中で給与だけでは、心もとないですし日本には「将来不安」があります。

ただその前に、正しい金融リテラシーを身につけて投資詐欺に引っかからない様にしなければ、投資以前に自分の大切なお金を失います。

ぜひとも「金融リテラシー」を身につけて、投資詐欺に合わない様にしましょう。

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