ネットワークビジネスの闇【体験談】

 

知り合いの猫仲間に凄い稼いでいる猫仲間がいて、今度会ってみない?って言われたんだけどどうしよう?
ネットワークビジネス(MLM)の勧誘だね!稼いでいる人は少ないから止めておいた方がいいよ!
ネットワークビジネス(MLM)は大半の人が稼げない!おススメできない!
ネットワークビジネスをやってみよう。と思っている場合に結論から言うと止めた方がいいです。
労力とコスト・時間が多大です。それは以前ネットワークビジネスを少しだけ行っていた体験より感じた事です。
では何故、ネットワークビジネスを副業としておススメできないのかを自分の体験を含めて投稿していきます。
今回おススメの人は以下の人となります。1つでも当てはまる方がいれば読んでみて下さい。
今回おススメの人

★ ネットワークビジネスのデメリットを知りたい
★ ネットワークビジネスで稼げるかどうかを知りたい
★ 副業でネットワークビジネスを始めてみたい
★ マルチ商法とネットワークビジネスの違いは何なのか知りたい

目次

ネットワークビジネス(MLM)の5つのデメリット

ではネットワークビジネスのデメリットは何なのかを考えた場合以下の5つとなります。

ネットワークビジネス(MLM)のデメリット
① 高額の商品購入がある
② 同じグループ同士で揉める
③ 活動を継続する上でお金がかかる
④ 身近な人を失う
⑤ 時間の切り売りとなる

これらを1つずつ解説していきます。

デメリット①高額の商品購入がある

MLMに入会すると、まずはその会社の商品を購入させられます。

これはその会社の高額商品を購入させられることが多いです。

本来は商品購入の選定は自ら行い、金額も自分の意思で決めれるはずです。

しかしながら、勧誘をしてきた人(以後アップラインと言います)や自分たちの所属するグループから執拗に高い商品の購入を求められます。

何故ならば、ビジネスの構造上アップラインの人やそのグループの売り上げを下げたくないためです。

ネットワークビジネスはランク付けがありますが、このランクは商品の売上金額から決まります。

アップラインの人たちは自分のランクを維持したり上げるためには毎月売り上げを確保しなければなりません。

そのため新規の顧客開拓以外に自分のグループにいる人間から自社の高額商品を購入させようとするのです。

後で述べますが、自分の身近な人に購入を勧める以外にも、自らのグループに何やかんや自己啓発系の事を言って購入をさせてきます。

グループの上の人は、営業トークやセミナーでのトークにおいてはプロです。場慣れしているのでグループの下の人達は全て言いくるめられます。

なのでいいカモに過ぎないのです。

デメリット②同じグループ同士で揉める

・紹介された人と揉めるケースがあります。揉めるケースとしては

入会当初は入会金だけ支払えば、後は余計なお金はかからず活動していける。実際には高額商品の購入を求められた。

入会した後サポートがほとんどなく、何の活動をしていいか分からない。

自分の都合も考えず、勝手にセミナーの予約をしお金を払わされた。

高額商品を購入するお金がなく、会員同士でお金の貸し借りをしたが実際にはその会員が辞めてバックれ貸したお金が戻ってこない。

などグループ内での揉め事は多いです。実際に私自身も揉めた末止めました。揉めるともはや副業と言うレベルではありません。

デメリット③維持費がかかる

ネットワークビジネスを始めると、前述した高額商品の他に、イベント代・セミナー代などお金を使う場面が多くあります。

また、稼いでいる様に「魅せる」ために高いスーツ代・靴代・鞄代など毎日お金が必要となってきます。

もちろんネットワークビジネスは雑所得・事業所得にでき上記の項目は「経費」として計上できるのですがあくまでも稼いでいかなければいけません。

商品購入の為に借金をする会員の人もいます。

実際にお金を貯める為にネットワークビジネスをしている人は皆無でした。

お金を貯めるためにネットワークビジネスを始める場合は、そこにいる人達と根本的に価値観が違います。

会員の考え方としては、お金を稼いだ分

  • 高価な物に使う ⇒ それが再投資となりさらに稼げる

というのが持論でしたが、将来お金を残せれる保証はないので私の価値観とは全く違うと思い違和感を覚えました。

価値観が違いすぎる人とはトラブルも多くなり続ける事は困難と言えるでしょう。

デメリット④身近な人を失う

ネットワークビジネスを始めると、家族・恋人・友人・職場の同僚など身近な人に会員にならないか、もしくは商品購入を勧めます。

しかし、いきなり身近な人を勧誘しようとすると嫌がられます。または距離感を置かれる・縁を切られるなど人間関係にヒビが生じます。

何故なら、ネットワークビジネスに対して良いイメージを抱いている人は少ないからです。

ネットワークビジネスのイメージと言えば「ねずみ講」「マルチ商法」「誇大にアピール」など

世間的にはマイナスのイメージが圧倒的に多いためです。

また、運良く入会をしたとしても「やっぱり辞めるわ!」などと言われたら入会を勧めたあなたは、辞めないように説得するでしょう。

それはネットワークビジネスのビジネスモデルが「連鎖販売取引」という形態によるものだからです。

◆連鎖販売取引とは簡単に言うと、商品を他者に紹介し販売組織を連鎖的広めていく手法の事を指します。

ねずみ講と違うのは商品が存在するかしないかです。

一応ネットワークビジネスは法律上では「合法」となります。

ネットワークビジネスの会社は大体的なCMや広告をしない代わりに

会員(ディストリビューター)になった会社の商品を口コミで売るということになるので、

会員であるあなたが代理店となって商品を売るという販売スタンスとなります。

この方法だと、どうしてもお金を儲けるために会員が身近な人を片っ端から誘う事によって

お金を得ようというケースも出てきます。

また「合法」とは言えども、ネットワークビジネスは前述したように社会的信用が世間ではありません。

これはビジネスをする上では非常にマイナスとなります。

そのため自分が相手に商品を勧めると、嫌われたりや詐欺扱いされる可能性が高いです。

例えば、自分が親しい友人・知人にネットワークビジネスをしていることを伝えたら、怪しまれます。→誘う側は誘いにくくなります。
ビジネスモデルの理解、製品の理解<人から嫌われたくない・友人・恋人など身近な人を失いたくない・詐欺だと思われたくない
⇒このような気持ちが勝る場合はネットワークビジネスで大きな成果を残せれません。

デメリット⑤時間の切り売りとなる

ネットワークビジネスでよく使われる謳い文句として、「権利収入」に興味はありますか?というキーワードです。

★権利収入・・・継続的に生まれる収入のこと
例:不動産の家賃収入・駐車場の駐車料金・株の配当金・本の印税・特許権・FCビジネスのオーナー

ではネットワークビジネスにおける、「権利収入」とは何を指すのかですが

ネットワークビジネスのビジネスモデルは「連鎖販売取引」をモデルにしたピラミッド型の組織から成り立つものです。

具体例を挙げると、アムウェイ・ニュースキン・三木商事などの会社の製品を

ディストリビューターとなった会員が新たに会員を探し売りつけてその会社から収入を永続的にもらうという形です。

しかしその会員獲得に向けての活動は多大なコストと時間を要します。

成果は会員を獲得する事しかありませんので、そこに向けて躍起になります。

またピラミッド型の組織なので当然ピラミッドの上位にいなければ収入は上がりません。

そこで、会員増を目指してさらに組織やグループを大きくしようとします。

ただし、ネットワークビジネスビジネスが世間的に批判を受けたり、周りから嫌われたりしていることは知っています。

なので既存の会員を減らさないように様々な手段を講じてきます。

例えば、セミナーだったりイベント開催が該当します。

良く派手なパーティーを開いているのをSNS上で上げたり、仲間内で楽しそうに乾杯したりするのをインスタグラムで上げたりする

のを見かけますが全て「ネットワークビジネス」や違法の「マルチ商法」の集まりではないかと疑ってしまいます。

ある種宗教団体の集まりの様です。そうやってイベント・ホームパーティー・セミナーなど仲間を洗脳していき会員から抜けさせない様にしてくるわけです。

本当の狙いは、売り上げの維持とさらなる売り上げのアップを狙っています。会員が抜ける=自身の売り上げが下がりランクダウンにつながる訳ですから、必死なのです。

ピラミッドの底辺にいる会員はアップラインの上位に時間とお金を差し出すているようなものです。

そして、会員獲得の報酬が思った以上に低いのも副業として、おススメできません。

もし会員獲得の単価がとんでもなく高いのならば、まだお金の為に頑張れるかもしれませんが報酬がアフィリエイト広告並みの会社が多いのも事実です。

そのため、会員は新規会員獲得のために日夜動き回らなければいけずに「労働収入」と何ら変わらないのが実態です。むしろ働いている方がまだマシかもしれません。

具体的にディストリビューターはどのように会員獲得活動を行っているかと言うと

①SNS上でのやり取り
②イベント・パーティー・ホームパーティー・社会人サークル・学生サークル・
③婚活パーティー・婚活サイト
④疎遠になっていた友人・知人に連絡を取る・同窓会
⑤会社の社員・恋人・家族・親族
⑥ママ友の集い

などが該当します。そこで勧誘できそうな人を見つけて「ターゲット」とし狙いを定めてくるのです。

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ネットワークビジネスで失うもの【3選】

ネットワークビジネスはハイリスクローリターンと言えます。

つまり得るものよりも失うものの方が大きいです。

何故ハイリターンローリターンと言えるのか。

また何を失うのかを書いていきます。

ネットワークビジネスで失うものは以下となります。

ネットワークビジネスで失うもの

★ お金
★ 身近にいる人
★ 時間

お金

ネットワークビジネスを行っているとまずお金を失います。

失う場面として

  • 入会時点 
  • セミナー・スーツ・飲食代 
  • ランクをキープするための商品購入

これら3つの段階でお金を使い続けなければいけません。

もし副業でネットワークビジネスを始めたいと思っている人は良く考えてみて下さい。

何故ネットワークビジネスを始めるのか?

そもそもお金を稼ぐために始めたのではないか?

それなのに明確なビジョンや黒字化するシナリオもなくお金を流出してしまっている状態ならば、

止めた方がいいに決まっています。

身近にいる人を失う

ネットワークビジネスを行うと今まで築いた人間関係が壊れます。

何故かと言うとネットワークビジネスは商品の販売や会員への勧誘を行わなければ

収入が上がらないからです。

その対象はどうしても身近な友人・同僚・家族となります。

冷静に考えると最低数万はする化粧品・美容品・健康食品をあなたが売って下さい。

と言われているようなものです。

見ず知らずの人から買いたいと思いますか?

まず需要がないと無理ですし、それに高額商品ならば誰だって尻込みするはずです。

そうすると自分の身の周りの人から売るという事になります。

営業の仕事でも似ていて、例えば知り合いに保険代理店や車のディーラーがいたら

一度は売り込みに来られた事ってないですか?

学生時代の友人から久しぶりの連絡があったら、勧誘の電話だったなんて事はよくある事です。

自分が欲しいとも思っていないにも関わらずしつこく売り込みにきたら、疎遠になるか縁を切る

場合だってあります。

但し売る側は人情や義理なんて関係ありません。売れないと自分の生活がかかっているのですから

人間関係がこじれようと関係なく売ってきます。

そうなるのが、ネットワークビジネスなのです。

そして、家族や友人に売り込まないまでもネットワークビジネスを行っていると分かったら

その人は敬遠されます。

ネットワークビジネスの世間的イメージが悪いからです。

ネットワークビジネスとマルチ商法が正しく理解されていない

部分もあるのですが、例えば自分の友人がネットワークビジネスをやっている

と知ったらその人と距離を置きたくなりますよね。

  • 怪しい
  • いつか勧誘される

など悪いイメージが先行する分、やる側から見るとマイナスからのスタートになるのが

ネットワークビジネスと言えます。

時間

ネットワークビジネスで収入というのは権利収入です。

権利収入と言うと響きがいいですが、自分が商品を売るだけでは大きく稼ぐ事はできません。

グループのメンバー全員が商品を売り続けなければいけません。

つまり売るのは会員であって人が動かなければ売り上げが出ない仕組みとなります。

そのためグループメンバー同士で集まったり、セミナーを開いたりなどの時間を費やすのです。

専業でやっているメンバーの方が少ないですから、集まる時間は仕事が終わった後などの夜になりました。

夜終電近くまでセミナーを開いたり、カフェで話したりするのです。

ある意味これが一種の洗脳となるのですが、終電近くまでやって次の日は本業の仕事を行う

といった日々は体力的にキツイです。本業に支障をきたす可能性もあります。

それでいて出費は膨らむため何のためにやっているのか分からなくなります。

また商品を売るために説明をしたりするのですが、1時間2時間はざらに掛かります。

私は末端の会員でしたが、多く稼いでいるメンバーも売り上げを継続するために

時間を切り売りしていて、そのメンバーに言わすと「好きだからやっている」

「○○さんを成長させたいから」やっているなどと言っていましたが、

私から言わせると時間の切り売りで豊かになれないと感じました。

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このように未だにネットワークビジネス系の誘いは多いんですね。

最近ではコロナの影響もありSNS上で勧誘をする手口もあるようです。

形を変えて勧誘しているのでしょうね。

勧誘の手口を知りたい方はこちらの書籍を読んでみる事をおススメします。

まとめ

ネットワークビジネスは何度もいいますが稼げません。

時間とお金と身近な人を失うだけです。

またネットワークビジネスの誘いも直接会う形からオンライン形式にと

形を変えています。

営利団体なので当然と変化に対応しなければいけないので

当然と言えば当然です。

ネットワークビジネスで一念発起したいや副業として始めてみたいと思っている人は

良く考えてみて下さい。

ネットワークビジネスを行う事は自分の時間と信用の切り売りになる可能性が高いのです。

特に信用を失うと、失った信用を取り戻すのは容易ではありません。

ネットワークビジネスで勧誘をして去って行った人は元に戻ってきてくれません。

失って始めて気づいたのでは、遅いのです。

ネットワークビジネスをすると得られるもの以上に失うものの方が大きいという事を覚えておきましょう。

✔ ネットワークビジネス(MLM)で稼ぐにはその会社の会員となり新規で会員獲得や商品の購入をしてもらい続けることが必要
✔ 同じグループから高額な商品を勧められ購入し、最悪借金を背負うケースもある
✔ 世間的に良い印象がなく、身近な人から嫌われたり縁を切られる可能性もある
✔ ネットワークビジネスの構造はピラミッド型の連鎖販売取引の形態を取っている
✔ ネットワークビジネスの会員獲得の報酬はそこまで高くない。多くの会員獲得をしなければならず時間とコストが見合わない会員がほとんどである
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この記事を書いた人

はじめまして、ritsuです。
このブログでは、「セミリタイアを目指す」というタイトルの通り、私が自らの経験から得た教訓をもとに、セミリタイアを目指す方々に向けて情報を発信していきます。

私は、過去にさまざまな挫折と失敗を経験しました。就職活動では、70社以上に応募しても全て不合格。自分を否定されるような経験は、自分は社会に必要とされていないのではないかとの思いにさせされました。一方で周りの友人は無事就職が出来た事を知ると友人に対して妬む気持ちも芽生えました。やっとの思いで入社した会社は、厳しい営業の世界で、ノルマのプレッシャーや上司からの過酷な扱いに悩まされました。辛い状況の中でお金を浪費し、その頃は貯金が全くありませんでした。
そのブラック企業は一年で退社。幸いにも次の会社にほとんど
ブランクなく転職することができました。

しかし次の会社では人間関係の悩みやストレスからうつ病になり、仕事を一カ月休みました。正直、仕事を辞めたいと思う日々もありましたが、当時は貯金が限られており、転職活動も厳しい状況でした。そのため、ガムシャラに我慢し、嫌なことも乗り越えて5年かけて1000万の貯金を築きました。

その後も、セミリタイアを目指し、投資や副業に挑戦しましたが、投資詐欺に遭遇したり、情報商材の購入・ネットワークビジネスへの入会や短期トレードも経験しました。当然どれも失敗し、お金を失う羽目になります。
しかし、挫折や失敗を乗り越えるたびに、自己成長の機会となりました。特に長期投資の重要性を認識し、インデックス投資や米国連続増配銘柄への投資を増やす方向へ舵を切りました。

苦節13年を経て、40歳を迎える今、私はセミリタイアを目指しています。過去の失敗談やうつ病の経験を忘れることなく、それらを教訓として今後の人生に生かしていきたいと考えています。このブログでは、セミリタイアを考える方々に対して、失敗談も含めて率直に語りかけ、教訓や成功の秘訣を共有していきます。

セミリタイアは一筋縄ではいかない道ですが、長い目で見据え、賢く投資や節約を行いながら、心豊かな人生を追求していきたいと考えています。

私の失敗談やうつ病の経験を教訓にしていきます。またお金の増えることだけではなく、精神的な余裕や幸福感を持ちながら、より豊かな人生を築いていくための情報をお届けしていきます。

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