私自身は、長期投資として米国株・米国債券・投資信託・ETFなど米国に投資をしています。
特に自分のポートフォリオは米国株が中心となっています。
そして今後も米国に投資を続けていきたいと思います。
それくらい、超長期的に見ると米国と言う国は経済・軍事超大国でありそれは自分が死ぬまで変わらないと確信しています。
何故そこまで米国に投資するのかを今回は書いていきます。
ダウ平均の推移
上の表はNYダウの1980年からの推移です。何回か調整を経てますがずっと右肩あがりですよね。
株価はその国の経済力を表すと言えますが、正しくそれを物語っていると思います。一方で日本はどうかと言うと
バブル崩壊前の高値を超えられません。アベノミクスが始まったのが2012年末頃ですからやっとバブルの半値を戻しました。
NYダウの様に右肩上がりとはいきませんね。バブル崩壊から失われた20年、30年なんて言われてますから。
米国株に投資する理由①人口が増え続けている
◎先進国では珍しく、人口が今後においても増え続ける見込み
◎トランプ大統領が移民を受け入れる事に反対しても、増加の流れは変わらない
◎出生率は低下、しかし移民の数は増加している
◎特にヒスパニック系の移民が多い
◎人口が増えれば、企業・国・個人はさまざまな物やサービスにお金を使う⇒GDPが上がり続ける
米国株に投資する理由②多国籍企業が多くグローバルに稼いでいる
◎アメリカの多国籍企業は、世界的に見ても強固なブランド力の元世界で利益を出し続けている。
例:ジョンソンエンドジョンソン、コカ・コーラ、プロクター&ギャブル、3M、ファイザー、エクソンモービル、フィリップモリス、アルトリアグループ、Amazon、アップル、Facebook、アルファベット(グーグル)、ボーイング、キャタピラー、IBM、ビザ、マスターカード、スターバックス、ナイキ、コストコ、ウォルマートなど
◎これらの企業は100年以上前からある企業から最近出てきた企業まであるが、全てグローバル進出をし世界中で利益を稼いでますます成長していく可能性を秘めています。世界人口は今後も増えていく見通しです。こういった消費者独占のブランドを持つ企業は今後も成長する可能性が高いです。
◎また、新たなイノベーションによって第二のAmazonやアップルの様な会社が出てくる可能性もあります。イノベーション力も世界トップクラスなのです。
◎米国企業自体がグローバル企業なので分散投資をしているのと同じ効果が得られる
米国株に投資する理由③株主還元に積極的
◎米国企業は日本企業よりも株主還元に積極的です。
◎配当金が年4回の企業が多い→日本は年2回が多い
◎米国株は1株からでも購入が可能です。→日本株は100株単位
例:5000円の株価がついている銘柄 日本株だと最低購入金額50万必要
米国株だと最低一株5000円から購入できる(税金は共に含まない)
◎連続増配銘柄が多数ある→増配できるということは業績が安定している、又は利益を上げ続けているという事です。そういった銘柄は配当金のインカムゲインだけではなくキャピタルゲインも狙えます。ただし滅多な事で売らない方がいいです。
◎配当金を再投資して資産を増やす
注意点とまとめ
注意点を以下に挙げます。
◎配当金は日本と米国で二重に課税される
◎決算資料が全て英語
◎情報量が日本株より少ない
そして何よりも重要なのは、金融暴落は株式市場なの今後もであり得るという事です。
歴史を見てみると、
1929年 世界大恐慌
1987年 ブラックマンデー
2000年 ITバブル崩壊
2008年 サブプライムローンを発端にしたリーマン・ショックによる金融危機
大きなものを上げるとこういった経済危機・金融危機がありました。
しかしこういった暴落時に、勇気をもって米国株を買う事が資産を大きく増やすチャンスなのです。
大抵の人は、上げ相場で買って高値掴みをしてしまうのです。上げ相場はポートフォリオ見直しのリバランスをする時期であって買うタイミングではないのです。
こういった金融ショックから立ち直って強くなるのも米国経済の特徴です。リーマン・ショック時は3年程でリーマン前の株価を超えています。
金融危機時は、ニュースや報道や市場のムードも株は終わったという雰囲気が漂っていますが、成長企業を割安で購入する絶好の機会なのです。
どうやって成長企業で割安かを見抜くには、会計や財務分析、将来の価値を出すDCF(キャッシュフロー計算書)など普段から知識を身につける事と、
実際に米国株に投じる軍資金が必要なのです。
では、今は米国株に投資をしてはいけないかと言うとそういった訳ではありません。このまま米国経済や米国企業が成長していき金融危機が発生しても今の株価より高値で調整を終えてしまう可能性もあるからです。
例えば、NYダウが今約26,400円ですが、4万まで上昇して金融危機で27,000円までしか暴落しなかったなんて可能性もあります。
いわゆる機会ロスですね。
結局のところ、相場がどういった形で推移するかは誰にも分かりません。個人ができる事としては投資金をドルコスト平均法で分けて購入し、暴落時に買えるだけ買うというスタンスが良いのではないかと思います。配当金は一切使わず再投資をするわけです。
そして、有望な銘柄を今後も掴むための会計や財務3票等の勉強は常々続けていくべきだと思います。
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