賃貸物件を借りる時に、必ず行う内見。
自分が住みたいと思う賃貸物件を見たり、不動産屋から紹介された物件を見たりと実際に自分の目で物件を見る行為となります。
この内見を行うことは非常に重要です。
何故ならば事前にネットで見るのと、実際に足を運んで物件を見て回るとイメージしていた物件と違うなんて事は良くあるからです。
今回は私の体験を踏まえて、内見時に持っていくものと見るポイントを投稿していきます。
今回おススメの方は以下の方です。
★ 内見を行うまでに必要な事は何か知りたい
★ 内見当日は何を持っていくのがいいのか
★ 内見は何件回ったらいいのか分からない
★ 内見中のポイントは何か知りたい
内見を行うまでにやっておく事
内見とは「内部見学の略の事です。賃貸情報サイトや不動産屋に行って自分がこれだ!と思う物件に巡り合っても「即契約」という訳にはいきません。
また実際に気に入った物件を見つけても、実際に見て見るとイメージと全然違って「やっぱり止めようかな」(笑)となることもあります。
実際に私の体験でも賃貸情報で良くても内見したら「イメージダウン」でその物件の契約は止めようと思った事はあります。
① 賃貸を借りる目的をハッキリさせる
② 予算を決める
③ 物件を借りるタイミング(時期)を決める
特に①賃貸を借りる目的をハッキリさせることは重要です。
自分がどういった目的で借りるのかをハッキリさせたら、物件の条件や立地・住む場所のイメージが沸いてくるからです。
そのため、内見を行うまでに自分の中で譲れない条件・妥協しても良い点を明確にしながら内見に望むと良いでしょう。
ちなみに内見で候補の物件にまだ「入居者」が住んでいる場合は「同じ物件」で「似たような空き部屋」を見る事になります。
また物件が新築で工事中の場合は、工事中の物件や「ショールーム」を見る事になります。
内見当日の持ち物
では内見の時に必要な持ち物は何になるのでしょうか?
参考にしてみて下さい。
- 候補物件の図面
これは事前若しくは当日に不動産業者から紙でもらえます。内見時には物件の図面を見ながら回りますので、図面と実際の物件が合っているか確認しましょう。
- カメラ(スマホでも可)
一日に複数の物件を見て回ると、記憶が曖昧になってしまう可能性があります。
後で比較検討するためにも、カメラは持っていくようにしましょう。スマホカメラでもいいです。
後でイメージがしやすくなります。
- メジャー
家具家電付きならば必要ないかもしれませんが、家電や家具を新調したり引っ越す場合は寸法が必要となってきます。
また電気を取り付ける場合は天井もチェックするようにしましょう。
カーテンも必要です。カーテンがないと外から丸見えですかね(笑)
カーテンレールのサイズも図っておくようにしましょう。
メジャーは金属製の物でしっかりした物の方がいいです。
- 家具の寸法メモ
家具・家電を図ったり、カメラで静止画・動画を取ると同時にそれらをメモするようにしましょう。
特に複数物件見て回ると疲れます。メモがないとAとB物件の間取りや寸法を逆に考えていたなんて事にもなりかねません。
そのため筆記用具も必須の持ち物と言えます。
内見は何件見た方がいいのか
内見は一日に何件見るのがいいのか、あまり多すぎず・少なすぎずが良いのは言うまでもないのですが、
見られる時間帯として10時~18時遅くても19時までが内見の時間帯となります。
当然内見と内見の間に移動時間がありますし、部屋以外の共用施設(エレベーター・オートロック機能・階段・ゴミ置き場)なども見る必要があるでしょう。
実際の部屋の内見時間は大体一件当たり短くて15分、長くて30分くらいです。
私の場合、気に入った物件は30分近くかけていました。寸法とかを細かく取っていました(笑)
逆にイメージと違う条件に合わないと思ったら5分もかからなかったですね。
そう考えると一日に回る物件数としては
内見中の17のポイント
では実際の内見中では何に注意して見ていけばいいのかを体験談を踏まえて書いていきます。
自分が住むかもしれないので、設備やセキュリティ含めて見るポイントは多岐に渡ります。
部屋のにおい
内見の物件の部屋に入ると、においがまずあります。これは内見してみないと分かりません。
意外とにおいって重要ですよ。前の入居者がタバコを吸っていたりすると「ニコチン」のにおいがこぶりついています。
「ハウスクリーニング」をしても「におい」が自分にとって嫌なにおいが残ったままなら生活していく上でストレスとなります。
色々物件を回ると、物件によって「におい」が違いますのでチェックしましょう。
間取りの広さ
家具や家電を自分で用意する場合は、物が置いていない状態ですので部屋が広く感じます。
しかし、そこから家具やベッド・テーブル・ソファなどを置いていくとなると部屋の間取りが自分が設置したいレイアウトにならないかもしれません。
もしくはどこかの部分を妥協しなくてはいけなくなるかもしれません。
内見しながら自分の中にあるレイアウト図を描き寸法を測る必要が出てきます。
トイレ・キッチン・洗濯置き場の位置
間取り図で予めの位置関係は分かっていますが、実際に見て見るとやはり違うものです。
家電を置くスペースや寸法も図っておいて洗濯や冷蔵庫が入らないことがないようにしましょう。
収納スペースの広さ
収納スペースが狭いと布団や衣類が入らない可能性が出てきます。そうすると、フローリングに仕方なく衣装類を置いて部屋が狭くなる可能性があります。
そのため、収納スペースの寸法も図っておくようにしましょう。
奥行・横・高さを図っておくといいです。
日当たりの良さ
日当たりは図面でもある程度分かりますが、周りにビルがあって日差しが遮られたりすることもありますので確認が必要です。
また賃貸物件の階数によって日当たりが変わる場合もありますので、事前把握だけでは全てを把握できません。
日当たりの良さの確認は洗濯物の乾き具合に影響しますので重要です。
日当たりが悪く湿気が多い部屋だと結露が出てフローリングが腐る可能性があります。
日照時間なども、分かる様ならば不動産屋に聞いてみるといいでしょう。
防犯面の確認
特に女性の一人暮らしの場合は防犯面は重要です。オートロックの有無や鍵の種類などはチェックするようにしましょう。
また、建物の外部の安全性(柵の高さ)も確認するようにしましょう。
遮音性の確認
内見中は気付かないかもしれませんが、上下左右の壁・床・天井の遮音性は重要です。
壁が薄いから隣の住人の電話でしゃべる声が聞こえるだとか、音楽の音がうるさいなど住民同士のトラブルにも発展しかねません。
建物の構造が鉄筋系かどうかも不動産会社に聞いてみましょう。
搬入経路の確認
家具や家電を引越しや新居で新たに設置する場合は、建物から部屋までの搬入経路を確認しておきましょう。
通路が狭すぎて、家具家電が入りきらなかった場合は大変です。
また無理やり入れようとして壁やフローリングに傷をつけてしまう可能性もあります。
そうなれば余計な出費を負担する羽目になりますので要注意です。
壁紙・フローリング
壁紙の汚れやフローリングなどは事前に注意して置きたいポイントです。
もし汚れがあったり、傷があれば写真を取っておきましょう。
これはその物件を退去する際に、違法な請求をされないためにも確認しておくべきポイントとなります。
コンセントの数と位置
コンセントの数と設置されている場所によって家具や家電の配置位置が決まってきます。
自分のお気に入りの部屋にしたくてもコンセントの位置が悪くて思う様な部屋の配置ができない可能性もあります。
ネット環境
生活をしていく上でインターネットは欠かせません。
ネット環境が予め整っている物件なのか、また自分で業者に頼まなければいけないのかなど重要なポイントとなります。
内見時に不動産業者に聞くと良いでしょう。
コンビニ・スーパー・ドラッグストアは近いか
内見時には、建物の中だけでなく生活する上での周辺環境も確認するようにしましょう。
生活する上で、コンビニ・スーパー・ドラッグストアなどの有無・位置関係を確認しておく必要があります。
そして営業時間も確認しておくと良いでしょう。仕事で夜遅くなったりした場合に最寄りのスーパーが営業していないなんてことは避けたいですからね。
コンビニは基本24時間空いていますが、どうしてもスーパーやドラッグストアよりも高い価格になっています。
出来ればその店の値段や品ぞろえもチェックしておきましょう。
病院の有無
病院が近くにあるかも確認しておかなければいけません。
病院の営業時間・休診日なども確認しておかないといざ利用する際にお休みだったら症状が悪化してしまいます。
病院と言っても内科・外科・心療内科・歯医者など症状によって使用する病院・クリニックの種類が変わってきますので
病院の種類も確認しておきましょう。
周りの治安
物件選びを行う上で、建物の周りの治安は重要です。
例えば繁華街や雑居ビルがそばに立ち並んでいたら治安に不安を覚えます。
また、昼と夜の状況で変わる場合もあるので人通り・街灯の有無も確認しておいた方がいいです。
騒音
幹線道路やパチンコ店がそばにないかなどもチェックしましょう。
特に幹線道路沿いに建物があると、騒音と排気ガスもあり空気がいいとは言えません。
時間帯によって混む時間と混まない時間がありますのでその道路がどのような使用用途があるのか確認しましょう。
また飲食店などが立ち並ぶエリアだと、ゴミが氾濫している場合もあり綺麗とは言い難い状況です。
自分が住む物件は良くても周りの環境がイマイチで結局その物件に住む事を止めたなんてことにもなりますので、事前に確認しておきましょう。
交通環境
最寄り駅までの所要時間はもちろんの事ですが、場所によってはバスや自転車を利用する事もあるので駐輪場やバス停なども確認しておくと良いでしょう。
賃貸物件の駅までの所要時間で「〇〇駅まで徒歩5分」などと書いてあります。
あの徒歩は1分で80メートルを換算しています。その中に信号待ちの時間は考慮されていません。
内見のときは不動産会社が車で案内をしてくれるのですが、実際に駅から物件までの距離と時間を自分の足で見た方がいいです。
また物件の周りに坂があるかどうかも確認しておくといいでしょう。急な坂道があると自転車などで走行する場合はきついです。
自分のお気に入りの施設があるかどうか
これは、個人の趣味の差となります。
例えば読書好きならば、書店や図書館が傍にあると助かります。
カフェ好きならばカフェが近隣にあると歩いていけます。
ジムや大きな公園があれば、筋トレやジョギングが出来るなど自分のライフスタイルに合った施設があるのも確認しておくと良いでしょう。
まとめ
賃貸物件を借りる時に避けて通れないのが、内見です。契約前に実際に足を運んでチェックする大事なイベントです。
しかし初めてみる物件、短時間で見ないといけない内見だからこそ、事前・当日と抜け目なく確認しておきたい部分です。
自分の生活をイメージし、イメージに合う様な物件選びができるようにしっかりと内見しましょう。
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