なんとなく貯金をしなくてはいけないと思いながらも、
ついつい使いすぎてしまって貯金ができない事はありますよね。
今回は貯金する事の大切さを書いていきます。
別に貯金しなくても、普通に生活できるし貯金などしなくても生活に困らない。
と思うかもしれませんが、貯金をすることで得られるメリットは確実にあります。
そのため今回の投稿では貯金をすることによって得られるメリットを書いていきます。
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貯金がなくても何とかなる?
「貯金などしなくても良い」という考え方があります。
例えば、金融広報中央委員会が公表した「家計と金融行動に関する世論調査2019」によると
単身世帯の38%・2人以上世帯の23・6%が金融資産を保有していないという結果になりました。
約3人に1人が株や債券などの金融資産はおろか貯蓄がない状態です。
貯蓄がない理由は様々でしょうが、その中に貯蓄をする意味がない
という層もある一定の割合でいる事と思われます。
あの世にお金は持っていけないのだからお金を無駄に持っていても仕方ない。という考えでしょうか?
この考え方に関して、自分の意見としては反対です。
何故反対なのかまた実際に貯蓄がない状態だとどうなってしまうのか、
自分の過去の体験も踏まえて書いていきます。
収入がなくても支払いは残る
仮に今お勤めの会社を辞めたり会社の経営が傾き
収入がなくなったり、収入が減ったときの事を想定してみましょう。
収入がなくなっても固定で毎月払っている「支払い」は残ります。
家賃・光熱費・携帯代・食費など
住宅ローンや奨学金の返済なども同様です。
生活に必要なお金の支払いは収入がなくても確実に残ります。
また健康保険・国民年金・住民税等
税金に関しても無職になっても払わなくてはいけません。
収入がなくてもある程度貯蓄があればこれらの支出は賄えます。
逆に貯蓄がなければ、これらの費用を払えなくなる可能性も出てきます。
固定費や変動費に関係なく人が生きていく為には
お金が必要なのです。
貯金がない事で精神的に余裕がなくなる
貯金がないと、お金の事ばかり考えてしまい精神面での余裕がなくなります
どういった悪影響を及ぼすかをまとめます。
②日々の支払いの事で精一杯で人生の将来展望(転職・キャリア設計・結婚等)が描けない
③明日が不安で眠れない→来月も今の生活ができるだろうか
貯蓄がない事で心の余裕がなくなり、考える事が
お金の事ばかり考える様になります。
「来月の家賃が払えない」や「給料日まで後10日カツカツの生活だ」など
貯金がないと日々の生活をするだけで精一杯になります。
このような状態では遊んでいても面白くないですし
貯金がない事が原因で友人や恋人の誘いを断る羽目に
なってしまえば人生に味気がなくります。
こうなってしまう原因は貯金がない事なのですから、
普段からしっかりとお金を貯めておきましょう。
生活費の3ヵ月から6か月は最低貯めよう
支払いや借金がある場合、まずそちらの問題を解決することを最優先します。
収入がない場合、まずは働いて収入を得る事を優先しましょう。
貯金なしや無収入状態ではマイナスの状況がずっと続くだけです。
支払うものや借金を完遂して初めて0からのスタートとなります。
そこから毎月の収支をプラスにしなければいけません。
つまり「収入―貯蓄=支出」の状態を作らないといけません。
貯蓄の最低の目安は生活費の3カ月~6カ月分を確保する事です。
そのため一カ月当たりの生活費を把握しなくてはいけません。
例えば1ヶ月の生活費が20万だった場合、
60万~120万が生活費の3カ月~6カ月分となります。
もちろん多ければ多い程いいですし、生活費に無駄がないかを考え削れるものは削らなくてはいけません。
貯金をすることの4つのメリット
では貯金をすれと生活をしていく上で
どのようなメリットがあるのでしょうか?
いくつか列挙します。
②急な出費があっても対応できる
③将来的に大きな出費に備えることが可能となる
④心に余裕が生まれる
欲しいものが買える
貯金があると、欲しいものが買えます。
当たり前の事かもしれませんが大切な事です。
趣味に費やす事も可能ですし、
旅行や食事さらには車や家といった高額な買い物も十分なお金があれば
購入することが可能となります。
必要ないものまで購入する事はないのですが
本当に自分が欲しいと思ったものは十分な貯蓄があれば
実現ができます。
急な出費があっても対応できる
貯金をすれば、急な出費があっても対応できる様になります。
怪我や大きな病気にかかったとき、また心の病も同様です。
さらには冠婚葬祭などのご祝儀やご香典にも対応できるでしょう。
年齢を重ねると、自分の周りが結婚や出産のピークなんて事もあるでしょうし
年配になると身近な人の不幸も体験する様になるでしょう。
親の介護が必要になる場合もあるでしょう。
生活していると突発的にお金が必要になる場面は多くあります。
家電の故障や自分が持っているものが壊れたなどもそれに当たります。
こういった際に、お金がなく貯金を取り崩している様だといつかお金が尽きます。
貯金を取り崩しているならまだしも、キャッシングやカードローンで
借金をしてしまうと返済に追われて家計が傾く可能性もあるので注意が必要です。
将来的に大きな出費に備えることが可能となる
貯金があれば、将来に備えて大きな出費に備える事も可能となります。
例えば結婚していて子供がいる場合は教育資金が大きな出費となります。
子供に教育面で資金的に援助してあげたいと思っても貯金がなければ学費を
払う事が出来ないかもしれません。
最悪子供の進学をあきらめる可能性も出てくるでしょう。
それ以外にも住宅資金や老後資金など人生において大きな出費はあります。
特に老後資金は生きていれば誰でも老後を迎えるわけですから、
誰にでも影響する事案です。
近年では2000万円の老後不足が指摘されましたが、公的年金だけでは
ゆとりある老後生活を送ることは困難な時代です。
老後のために貯金をしていないと生活費が不足する事となり
生活費のために働かなくてはいけない場合も出てきます。
一般的に年齢を重ねれば気力・体力も衰える上に、
雇ってもらえる会社は限られています。
老後の生活のために毎日働くのはある意味「生き地獄」と言っても過言ではないでしょう。
このように、将来的にかかる大きな出費に備えるためにも
貯金は大きな役割を果たしているのです。
貯金があれば、住宅資金・教育資金・老後資金といった人生の三大出費に備える事も可能ですし
結婚・出産も貯金があればできる可能性が増します。
逆に稼ぎが少ない、貯金がないから出産をあきらめるという事も起こりうる問題なのです。
心に余裕が生まれる
十分な貯金がある状態は、自分の心に余裕を持たせてくれます。
マズローの5段階欲求で言う生理的欲求・安全欲求が満たされている状態と言えます。
心の余裕は精神の安定につながります。
そして貯金があると予期せぬ出来事で突発的にお金が必要なときに重宝します。
例えば、1000万円の貯金があったとすると当面の生活に困ることはありません。
自分が失業してしまったり、病気になっても高額の医療費がかからない限り
はなんとかなります
仕事面では会社が倒産して失業したり、
転職をする際にも貯金があると当面の生活において苦労する事はありません。
このブログを書いている時点で新型コロナウイルスが蔓延しており、
それがきっかけで職を失ったり、自営業ならばお店を畳んだりしなければいけなくなるかもしれません。
しかし普段からお金を貯めておけば、このような窮地に立っても慌てる事はありません。
そのために大切な事は好調なときにいかにお金を貯めておくかという事です。
人は、自分が調子が良ときにはこのような窮地が訪れるとは夢にも思いません。
そのため、心理状況から言ってもお金を散財しがちです。
逆に窮地に立ってからお金を貯めようと思っても後の祭りです。
米不足のときに国に備蓄があれば、何年かは凌ぐ事ができるといった様に
私たち個人においても普段から備蓄をしておくことは重要です。
それも数年単位働かなくても大丈夫なくらい貯めておかねばなりません。
生活費の何年分があるとやはり安心です。
いつか辞めたいと思っていた会社を辞めても
何千万の貯蓄があれば焦って次の仕事を探す必要もないです。
また支払うべき税金や固定費も年単位で貯蓄できていれば何とかなります。
まとめ
お金を貯めるには、
①収入を増やす
②支出を減らす
③収入以上の支出をしない
④投資によってお金を増やす
この4つしかないと思います。
シンプルで簡単ですが、実際に行動ができるかどうかで結果は圧倒的に変わってきます。
行動できていればお金は貯まっていきます。
こちらの本はおススメです。
そして私自身痛感していますが、
◆稼ぐ力
◆貯める力
◆殖やす力
これは別物だと思います。
年収1000万の人でも、貯金ができない人はいます。
逆に年収が250万でも貯金1000万の人もいます。
また優秀なビジネスマンが優秀な投資家であるとも限りませんし、
貯金が1億あっても投資に失敗するケースだってあるのです。
しかしながら、人生100年時代の今日においては、
この稼ぐ力・貯める力・殖やす力は個人にとって必須の能力だと思います。
先行きが不透明な上、いざとなったら国や会社は助けてくれません。
そのとき頼りになるのは自分という資産です。
今回は貯蓄という目に見える資産をテーマに投稿しましたが
稼ぐといった目に見えない資産を伸ばす事も超がつくほど重要です。
但し、自分を守るための第一歩が金融資産である貯金ではないかと思います。
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