FIRE達成の障害になる3つのシナリオ

  • 2022年10月10日
  • お金
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FIREという言葉を知っていますか?

FIREとは「経済的に自立した状態(Financial Independence)」で、

早期退職(Retire Early)する考え方として、

アメリカで1992年に発祥した「Financial Independence Retire Early」運動の

頭文字をとった造語となります。

「早くお金を貯め切って、定年を待たずに退職する」ことを指します。

今回の投稿ではFire達成の障害となる3つのシナリオを想定してみたいと思います。

FIREは4%ルールが前提

一般にFIREでは、株式・債券などに投資した資産に対して

4%の年利を想定しています。

仮に1億円の資産があれば、毎年400万(税金は考慮せず)

が得られるイメージです。

年間の支出が400万円以内ならば資産の1億は減る事がありません。

FIRE達成に必要な資産額

FIREでは年利4%ルールを適用するため

★毎年の生活費÷4%

の資産を築けば、FIREは理論上達成可能となります。

この4%の根拠として、アメリカの一般的な株価成長率が7%となっています。

そこから物価上昇率3%を差し引いて4%となるわけです。

突っ込み所は多々ありますが、この4%ルールに基づいて

年間生活費ごとに必要な資産は以下となります。

月間生活費 年間生活費 FIREに必要な資産
100,000 1,200,000 30,000,000
110,000 1,320,000 33,000,000
120,000 1,440,000 36,000,000
130,000 1,560,000 39,000,000
140,000 1,680,000 42,000,000
150,000 1,800,000 45,000,000
160,000 1,920,000 48,000,000
170,000 2,040,000 51,000,000
180,000 2,160,000 54,000,000
190,000 2,280,000 57,000,000
200,000 2,400,000 60,000,000
210,000 2,520,000 63,000,000
220,000 2,640,000 66,000,000
230,000 2,760,000 69,000,000
240,000 2,880,000 72,000,000
250,000 3,000,000 75,000,000
260,000 3,120,000 78,000,000
270,000 3,240,000 81,000,000
280,000 3,360,000 84,000,000
290,000 3,480,000 87,000,000
300,000 3,600,000 90,000,000
310,000 3,720,000 93,000,000
320,000 3,840,000 96,000,000
330,000 3,960,000 99,000,000
340,000 4,080,000 102,000,000
350,000 4,200,000 105,000,000
360,000 4,320,000 108,000,000
370,000 4,440,000 111,000,000
380,000 4,560,000 114,000,000
390,000 4,680,000 117,000,000
400,000 4,800,000 120,000,000
410,000 4,920,000 123,000,000
420,000 5,040,000 126,000,000
430,000 5,160,000 129,000,000
440,000 5,280,000 132,000,000
450,000 5,400,000 135,000,000
460,000 5,520,000 138,000,000
470,000 5,640,000 141,000,000
480,000 5,760,000 144,000,000
490,000 5,880,000 147,000,000
500,000 6,000,000 150,000,000

この様に見ていくと生活費を抑えると

そこまでハードルが高くない事が分かります。

FIRE達成の障害となる3つのシナリオ

先ほどの表を見ると、FIREは決して夢物語ではなく

頑張れば手が届くものに見えるかもしれません。

しかし実際にFIREは難しく、大変なものです。

ここではFIRE後に起こりうる障害を列挙しています。

株式市場の暴落による障害

FIREを目指す人の多くはインデックス投資やETF(上場投資信託)

が多いでしょう。その中でも米国の指数が中心となっていると思います。

その米国がリーマンショックやコロナショックいやそれ以上の金融危機

が長期に渡って発生した場合、あなた自身が持っている資産が大きく目減りします。

仮に5,000万運用に回しているとしたら、元本は2,500万になります。

運用資金 取り崩し額(4%) 月間生活費
50,000,000 2,000,000 166,667
25,000,000 1,000,000 83,333

この表のように元本が金融ショックでダメージを受けてしまうと

取り崩し額が減ってしまい、生活費も必然と下がることになります。

考えられる方法
① 元本を減らして生活費は変えない
② 生活費を下げて節約する
③ 足りない生活費を働いて補填する
①と②は現実的な解決ではないと思います。
①の元本が減ってしまう事はいずれ元本を食いつぶす可能性がありますし
②の節約して生活費を下げる事もなかなか生活費を下げる事は難しいですし
節約しても補填しきれない可能性があります。
そう考えると、生活費を稼ぐために働くという選択が出てきます。
もちろん自分でビジネスを持っている人は別ですが。

結婚による障害

結婚する事でFIREが遠のいたり失敗する事もあります。

若くして資産を持つことができる人の多くは節約や貯金をして

FIREの資産を貯めるケースが多いです。(もちろん人一倍稼ぐ力を持った人もいますが)

そのため実家暮らしや一人暮らしでも家賃を抑えた賃貸に住み、

保険や車などもない方たちが多いです。

独身時代は貯蓄率が70~80%の猛者もいる程です。

しかしいざ結婚をしてパートナーと生活するとなったときに

夫婦のどちらかが浪費家までとはいえなくても、FIREに全く興味を

示さなければお互いの価値観が合わなくて大変です。

またFIREは言い換えると会社員として仕事をしない

とも言えます。

場合によっては旦那(嫁)が日中仕事もしないで好き勝手やってる

と思われお互いの関係がギクシャクする事もありそうです。

夫婦でFIREを目指すもしくは、

FIREとまではいかなくても相手の事を理解してもらう必要が

あるかと思います。

育児・介護などによる障害

FIREをする上で、子供を持つと月々の生活費は

跳ね上がります。

子供一人に係る費用は大学卒業まで、約3000万と言われています。

先ほどの表を見ると生活費に子供一人につき

プラス3000万かかるイメージです。

教育費は聖域で究極の人的資産への投資と考える事もできますが

それは子供の話であって、自分自身への見返りは一銭もありません。

子供の教育に関わらず、親の介護もFIREには障害となる可能性があります。

FIREの資金を親の介護費に充てるケースもあるでしょうし、

FIREしてから親の介護が必要になる場合もあります。

後者だと、予め親の介護費用を想定していなければ

思わぬ出費がかかります。

場合によっては再就職をしなくてはいけないかもしれません。

しかし自身も年齢を重ねてしまっていたり、体力が衰えている事もあり

若い頃とは勝手が違います。

FIRE資金を自身のビジネスで構築した場合ならば、

そこまで心配はないでしょうが

節約・倹約がメインの場合は注意が必要です。

悲観シナリオを前提に考える

FIREにも色々なタイプがありますので

自身が目指したいFIRE像を描いておく事が重要です。

そしてFIREまでFIRE達成したからの生活で起こりうる

悲観シナリオは必ず想定しておくべきです。

・FIREを目指している際に失業した、仕事を辞めた、年収が下がった
・FIRE中に事故に遭った、大病を患った
特にFIREを目指す場合は、会社を辞める場合が多いです。
個人的に重要な事は自分でビジネスを作り、
お金を稼ぐことを個人でも行う努力をする事だと思います。
そのためにも在職中からスモールビジネスで副業を初め、
仮に働く事になってもブランクなく働けるようにしておく
事が大切です。
FIREをするという事は、人生の分岐点に立つという事に他なりません。
今一度FIREする事の目的や意義を考えておきたいものです。

 

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