資産運用を始めた方がいい理由(後編)

  • 2019年7月7日
  • 投資
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今回は資産運用を始めた方がいい理由の後編(3回目)となります。

前編・中編はこちらとなります。よければ見てみて下さい。

資産運用を始めた方がいい理由(前編)

資産運用を始めた方がいい理由(中編)

資産運用の必要性:投資を通じて金融リテラシーを学ぶため

この項目が最も資産運用において大切な概念だと思います。

インフレへのリスクヘッジとなる

日本は「失われた20年」と言われたように長期に渡ってデフレが蔓延していました。

2013年からアベノミクスや日銀の金融緩和によりインフレを起こそうとしています。日銀は「物価2%上昇」をターゲットに設定しています。

インフレは若い世代の※ミレニアル世代や※Z世代には経験したことがない世界です。当然私もデフレしか経験したことがありません。

※ミレニアル世代・・・アメリカにおいて1980年代序盤から1990年代半ばに生まれた世代

※Z世代・・・1990年代後半から2000年代に生まれた子の事を指す

しかし、将来インフレが起きないとも限りません。インフレが起こるという事は今の現金の価値が目減りする事を意味します。

例えば、100円で買えたものが2%の物価上昇に伴い102円でしか買えなくなったら、100円の価値は98円になります。

100円だと実感がないかもしれません。100万円ならば102万円となり、現金価値は98万円となります。

つまり現金しか持っていないということは、資産価値が目減りするのです。インフレ以外にも今後の日本は増税と言う形で、搾取される可能性があります。

増税は企業の調達コストを上げ、消費者に値上げと言う形で浸透していきます。

さらには日本は超低金利です。

金利が増税分やインフレを相殺するほどつけば普通預金や定期預金も資産運用の選択肢となり得るのですが、あってないようなものです。

現金以外のインフレ時に強い資産を持たなければ、生活コストや将来のインフレに負けてしまうのです。

では具体的にインフレに強い資産は何になるでしょう?

・金
・外貨預金
・不動産
・株式
・・・金は有事の際に買われたり、米ドルと逆相関の関係にあったりと独自の動きをします。
そして金は実物資産であるがために、インフレ時には価格が上がるとも言われます。
しかし金は配当を生みませんし、売買するさいには税金・手数料が高く多頻度売買には向いていません。
また世界のGDPのように長期的にずっと上昇することもなく、大きな値上がり益を期待するものではありません。
あくまでもポートフォリオの一部(一割程度)を目安にしている場合が多いです。
外貨預金・・・インフレで円の価値が下がったとき、つまり円安になったときに為替差損で利益を得られます。
しかし、大手の銀行やネット銀行は為替差益や手数料が高くお勧めしません。
手数料が低いのは実は「FX」です。FXを外貨預金代わりに使うと手数料を安くできます。
決してレバレッジを上げて、「トレード」をしてはいけませんよ(笑)
レバレッジをかけずに外貨預金変わりに使用すると手数料の面から優位と言えます。スワップ金利がもらえますしね。
外貨預金はドルがおススメです。ドルはなんだかんだと言って世界の基軸通貨ですから。
不動産・・・不動産も実はインフレ時のリスクヘッジとなります。
何故かというと、インフレが発生すると物価水準と連動して地価や家賃収入が上がるからです。
また不動産の負債についても、インフレ時には有利に働きます。どういった事かと言うと、インフレが発生すると現物の資産価値が上がり
借入した借金が現実的に目減りします。これが不動産におけるインフレ時のメリットと言えます。
しかし全ての空き家になったり、修繕費、自然災害リスクなどリスクも当然あります。個人的には日本の不動産をおススメしていません。
株式投資・・・株式投資は投じた企業によっては、インフレへのリスクヘッジとなります。
企業が調達コストの上昇により消費者や顧客に値上げをする⇒企業業績が上がり、株式の値上がり・配当金の上昇といった形で株主へ還元される
しかし、自分が投じた企業が倒産してしまえば元本は全て失います。倒産しない企業を財務面から見抜く力が必要です。

副収入となる

投資を始めて順調に資産が増えると、給与以外の収益となる可能性があります。投資の場合は、うまくいけば利益が青天井に伸びる場合もあります。

投資における収益は自分が投じたお金からその資産が値上がりして、得られる「キャピタルゲイン」と株式の配当金・不動産家賃収入・債券利回りなどの

「インカムゲイン」と2つあります。短期トレード上における収益は「何円で買い、何円で売る」といった「差額利益」があります。

これは「FX」・「暗号資産」・「先物取引」等の金融派生商品における「デリバティブ取引」の「差金決済」と言われるものです。

それ以外の収益と言うのはなく、投資における利益の源泉はこれだけです。

「月利20%」のシステムトレードや「元本保全で月利5%」「○○ファンドで毎月配当金を出す」

などと言い「お金」を集める行為は「出資法違反」と言って法律に反しているのです。

なのでそういった話や勧誘は全て詐欺と思っていいでしょう。

経済・国家・企業の事を知る

投資を始めると、投資先の企業や国の事を調べますし、その国の金融政策やどんな産業が有名かなど知る事になります。

例えばあなたがFacebookに投資したとしましょう。

Facebookuの財務諸表や決算短信を読むきっかけになりますし、英単語を学ぶ機会にもなります。

Facebookuのアクティブユーザー数や他の競合のSNSを調べるきっかけとなります。スナップチャットやticktockやInstagram・LINE等を調べたりします。

そうやって一つの企業を知るだけで関連している様々な事を知る機会となりますし、今後の事業戦略やその会社の今後の運営方針を見ているだけでもビジネスの勉強となります。

投資信託一つとっても今後の世界経済の動向は気になりますし、それがきっかけでその国の歴史を知る事も可能でしょう。

つまり投資をすることで、自ら学ぶことを継続しなくてはいけないのです。

決して買ったら放置してしまってはいけません。

そんなの当たり前と思うかもしれませんが、世の中は変わっていくものだと仮定して自分が投資するものも変わっていく可能性があるのです。

詐欺に合わない

これは特に私自身に当てはまるかもしれないのですが、投資を始めて金融資産の仕組みが分かりました。自分の体験で過去騙されたことがありました。

その時の投稿はこちらです。

詐欺に注意

騙す方が悪いのですが、今思えば当時の私は「金融リテラシー」がなく詐欺師の格好の餌食だったと思います。

私自身が被害に合ったのはもう8年~9年前の話ですが、詐欺の手口はどんどん巧妙化しているように思います。

詐欺師や犯罪集団も世の中の変化を巧みに利用して騙してきます。

例えば、公的年金2000万円問題が出ましたがそれを逆手に取って将来不安を煽りそれを狙った詐欺手口が発生するかもしれません。

奴らに情けの心はなく取れるところから根こそぎ取っていきます。残念ながら、詐欺は未来においても無くなる事はないでしょう。

「金融リテラシー」のなさから「情報弱者」となると「自分の大切な資産」を守る事すらできません。

「金融」や「投資」の仕組みを正しく知る事で「自分の大切なお金」を守る事ができるのです。

◆ 詐欺師は外見では詐欺をする様に見えない。人柄を信頼させようとする。しかし投資は人に投資してはいけない。
◆ 企業ならその会社の財務を、国の信用力・成長性を自ら見極めること!

資産運用のデメリット

ここまで資産運用のメリットを書いてきましたが、デメリットについても書いていきます。

当然投資対象物は何でもいいわけでありません。

投資はあくまでも自己責任となります。

それを踏まえて、自ら投資を行わなくてはいけません。

損失が出る可能性がある

投資は必ずプラスになるわけではありません。場合によってはマイナスや損失で終わる可能性もあります。

それがリスク=不確実性と言われるものです。

株式投資ならば、業績予想に対して大きく売り上げを下回った。赤字決算につき上場廃止となった。会社が倒産した。などが挙げられます。

企業倒産した場合は300万投資したら、300万全て無くなります。

外債債券投資によくありますが、為替リスク・その国のカントリーリスクが挙げられます。

例えば、ブラジルの債券をレアル建てで購入したが、為替リスクによって投じた元本から3割4割含み損となって戻ってきたなんて事はあり得ます。

投資に絶対はないのです。なのでリスク分散と言ってポートフォリオを分散するといった考えが推奨されるのです。

生活資金やすぐ使うお金を投資に回す

投資には「元手」が必要です。その元手は「余剰資金」で運用しなくてはいけません。

将来の養育費や結婚式の費用を投資に回してはいけません。何故ならいつ+になるか分からないからです。

例えば、自分が調べた企業が割安で将来の成長戦略から必ず値上がり期待できるからと言っても、それがいつ上がるのかまでは予測がつきません。

勝手に後半年以内に上がるだろうと言って、半年以内に使うお金を元手にしてはいけないのです。

もしそれをやってしまうと、半年経過しても値上がりせず逆に含み損を抱えていて売却せざるを得なくなったという可能性もあるのです。

また、毎月の生活資金を投資に回すのももっての外です。投資を始め損失を出してしまい、家賃が払えなくなったなどでは本末転倒です。

生活資金とは別に管理して「投資」を行うようにしましょう。

精神的に不安になる

投資と聞くとどうしても、損をする。怖い。リスクがある。などと不安の方が勝る可能性があります。

そのため、株価やニュースを過度に見たり仕事中気になったりする可能性があります。長期投資はそこまでではないですが

特に完璧主義の人や潔癖症の人に多いと言われています。しかし金融や投資の勉強を学生時代してこなかった私たちにはある意味仕方ないことです。

親や先生から「投資しなさい」と言われたわけではないですし、身近な人に「投資しています」と堂々と言うとあまりいい印象を持たれません。

含み損や「○○ショック」「トランプ大統領」が何か言って株価が下落したなんて言うニュースを見ると、一喜一憂してしまい「投資なんてしなければ良かった」

と思うのが普通でしょう。

しかしそこで止めてしまうと、将来不安は取り除かれないままです。投資とは本来長期で行うものです。

株式投資においては最低10年保有することが元手を大きく増やす事が出来る最低期間です。

小さくても良いから始めていく。そして継続し学んでいく事が大切なのです。

「長期・分散・時間」が投資においては必須であると言われますが、本当にその通りだと言えます。

不安やリスクは自ら学習し、投資の仕組みを学ぶことで取り除くしかないのです。

✔ 資産運用はインフレ対策にもなる。投資対象の中身を正しく理解しよう
✔ 資産運用における利益は長期投資上では「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」のみ。短期投資(トレード)では「差額決済」のみ。それ以外の利益はあり得ない。
✔ 資産運用は投資して終わりではない。投資してからが学び続ける入り口となる。
✔ 資産運用は損失を出す可能性がある。しかし学習し体験する事でそのリスクを軽減する事が可能である。⇒ 投資が自己責任と言われる所以である。
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